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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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水晶に属性魔法を蓄える

短いです^^。


 我、おえっおえっおぇっおぇッと4つの水晶玉を吐き出します。昼間作って祝福魔法をかけた奴です直径を三倍にしてるから、体積は27倍ありますな。最初にボルちゃん達に渡したやつは自分で魔力を込めるようにして置きなはれ。ハンナちゃん以外だとたぶんその大きさでも十分大きいと我思うのよ。


「…… で、実験というのはなんだ?」


大きさを大きくしたら蓄えられる魔力量は大きくなるか? あとは、ある属性魔法を持つ奴が別の属性を蓄えられている水晶玉を使えるか? ボルちゃんが土魔法を使えたら戦術の幅が広がりそうだが……


「よし! 試してみよう! やってくれ!」


「隊長が土魔法を使えるようになったら、僕の存在意義がなくなる!」


リーちゃんが水魔法や火魔法を使えるようになったら面白いと思わんか?


「よし!やって!」


そんじゃ、まずは風魔法にしようかい…… んー、我、いちいち水晶を加えなくてもよくね? というか、常に触れてないといけないもんかね? 最初だけ水晶玉を触ってて、風魔法!すべてのレベルの魔法をイメージ…… 水晶玉がどんどん青く輝いていきますな…… ちょっと放してみる…… 輝きは増すばかりです! ダイジョーⅤ!…… このまま続行です。小さいやつだとすぐにパリンと割れてしまいましたが、全然割れる気配なし。やがて全体が蒼天に埋めた青い宝玉と同じくらいに光ってきたところで止めます。そしてその次は土魔法です。これも同様に、最初だけ水晶玉に触れて、そのあと離れて魔力を込めます…… おお!くらくらしてきたーーーーー! だけど、まだ大丈夫! これの青い方をリーちゃんが、土色のをボルちゃんが触ってみそ! 使える?


「何も感じないな……」


「同じく……」


それじゃ交換してみて!それ片手でもって、もう片手には宝玉のついた武器持って!


「うっ! 水晶から蒼天に魔力が流れていく……」


「ホントだ! 僕も水晶から如意棒に魔力の流れを感じるよ!…… あ? なんだか流れを感じなくなった……」


そ…それは、宝玉の魔力が満タンになったということなのでは? これではっきりしたな。属性を持たない者にはその水晶に込められた魔力は使えないということだ。さっきの光魔法の水晶玉も誰も使えないようだな! だけど夜の灯り用には使えそうだからもっときや。


 さて、くらくらするということは次にもう一度同じことをやったら気絶するというわけですが…… 次の夜番はヒーちゃんとリーちゃんだっけ? ハンナちゃんは火と水が使えるから4つの水晶玉に火と水の魔力を蓄えておきましょう。火魔法と水魔法の同時展開!…… クルクルーーーーー!気絶クルー! 次の……ヒーちゃんと、リーちゃんに、水晶玉を、渡して……その使い方も、説明してあげて…… 残ったのはハンナちゃん用……


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと38!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと38!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと38!】


「おいスネーク! 」


「師匠!?」


………… 何か言ってるようだが…… もう、わから……… ない……………………………



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