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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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闇に隠れて起きる

誤字脱字報告ありがとうございます。

ご指摘を受け修正させていただきました。


一応投稿する前に見直ししてはいるのですが・・・

見落としが多い><


 ぐぉーーーーぅ………ずーずーずー…………ぐぉーーーー…… うるさいなぁ、何の音や? 我、目覚める! 暗いな…… しかし我の目は暗闇も見通せるツチノコアイ! キュピーン! ここは…… 閉ざされた空間…… に明るい四角な場所がありますね。ドアか…… 建物の中のようです。ぐぉーーーーぅ! うるさいと思ったのは誰かのいびきのようですな! 我、伸びをする!ぎゅーん!起き上がって、腰を左右にツィスト!ツィッツィッ!ツチノコツィッ!背中を大きく後ろにそらしてグギギギギ! 我、段差のあるところをぴょんと飛び降りる。鼾かいてるのは睡眠にはよくないので光魔法Lv.6格の癒しで空気がちゃんと肺まで通るように鼻・喉・気管支の形状をあるべき姿に戻しておく。すると鼾しなくなった……誰かと思ったらカーちゃんだった。するとその近くで寝てたのはだれ? よくこんな音で寝れるなと思ったらヒーちゃんが寝てた。あれでよく寝ていられるな。


 我、明るい方へと這っていきます。空きっぱなしのドアを出るとすぐ横に篝火…… の横から鼻歌が聞こえますな。誰かがお風呂に入っています。


”あれ? スネークちゃんもう起きたのですか? ”


お風呂に入っているのはハンナちゃんか。


”あたしも入ってますよーーー!”


エマさんもか。今、どんな状況?


”スネークちゃんが気絶してから8時間ぐらい経ちましたかね? 今は日付が変わろうとするくらいの時刻です。私たちは最初の夜番を終えてこれから寝るところです。スネークちゃんも一緒にどうですか?”


我は今起きたばっかりだっちゅーの! しかし、魔力枯渇の状態からさらに魔力を使う青魔法Lv.7を使ったのでもっと長い間気絶してるかと思ったのだが……


”魔力の回復速度が上がっているのかもしれませんね”


えーーー? そんなことってあるの?


”ありますよー、小さいころに魔力を使うとある時グーンと魔力容量が伸びる時期があるそうです”


へー、そうなんだー


”へー、そうなんだー、あたしは大人だからそんなことはおこらないですねーー”


”そんなことはありませんよ? 魔力を使えることがわかるのは大体小さい時ですが、エマさんは最近になって魔力が使えるようになったので、今が伸び盛りなのかもしれません”


”でもー、無魔法って、隊長やハンナちゃんみたいに魔力使ってるーーーって感じがしないんですよねーーー”


”力が強くなった感じはしないのか?”


”するけどーーー、それは相撲のケーコのせいじゃないんですかねーーー?”


いや、全然違うと思う…… ちょっと稽古しただけであんなに力が強くなるわけがない! 我の弟子が、こんなに強いわけがない! いや、でも我を簡単に土俵から押し出したからなぁ。あ、そうか、我がそんなに強いわけがない! これだな!


”極悪魔法をあれほどバシバシ使っているのに、何言ってるんですか?”


”スネークさんに火ィ吹かれたら~、あたし丸焦げ―、丸焦げですーーー!”


魔法なんて、当たらなければどうということはない! さてと、我が気絶する前に作った水晶玉はどこ行ったかな?


”そんなものを作っていたのですか? 野営地の周りにはおいてなかったと思いますが? ”


確か、食事用の大きなテーブルを作ったその先にあったはずやな…… ちょっと探してくる!


”あ、私たちそろそろお風呂あがりますので、一緒のベッドで寝ましょう!”


だから、さっき起きたばっかりだっちゅーの!


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