闇に隠れて起きる
誤字脱字報告ありがとうございます。
ご指摘を受け修正させていただきました。
一応投稿する前に見直ししてはいるのですが・・・
見落としが多い><
ぐぉーーーーぅ………ずーずーずー…………ぐぉーーーー…… うるさいなぁ、何の音や? 我、目覚める! 暗いな…… しかし我の目は暗闇も見通せるツチノコアイ! キュピーン! ここは…… 閉ざされた空間…… に明るい四角な場所がありますね。ドアか…… 建物の中のようです。ぐぉーーーーぅ! うるさいと思ったのは誰かの鼾のようですな! 我、伸びをする!ぎゅーん!起き上がって、腰を左右にツィスト!ツィッツィッ!ツチノコツィッ!背中を大きく後ろにそらしてグギギギギ! 我、段差のあるところをぴょんと飛び降りる。鼾かいてるのは睡眠にはよくないので光魔法Lv.6格の癒しで空気がちゃんと肺まで通るように鼻・喉・気管支の形状をあるべき姿に戻しておく。すると鼾しなくなった……誰かと思ったらカーちゃんだった。するとその近くで寝てたのはだれ? よくこんな音で寝れるなと思ったらヒーちゃんが寝てた。あれでよく寝ていられるな。
我、明るい方へと這っていきます。空きっぱなしのドアを出るとすぐ横に篝火…… の横から鼻歌が聞こえますな。誰かがお風呂に入っています。
”あれ? スネークちゃんもう起きたのですか? ”
お風呂に入っているのはハンナちゃんか。
”あたしも入ってますよーーー!”
エマさんもか。今、どんな状況?
”スネークちゃんが気絶してから8時間ぐらい経ちましたかね? 今は日付が変わろうとするくらいの時刻です。私たちは最初の夜番を終えてこれから寝るところです。スネークちゃんも一緒にどうですか?”
我は今起きたばっかりだっちゅーの! しかし、魔力枯渇の状態からさらに魔力を使う青魔法Lv.7を使ったのでもっと長い間気絶してるかと思ったのだが……
”魔力の回復速度が上がっているのかもしれませんね”
えーーー? そんなことってあるの?
”ありますよー、小さいころに魔力を使うとある時グーンと魔力容量が伸びる時期があるそうです”
へー、そうなんだー
”へー、そうなんだー、あたしは大人だからそんなことはおこらないですねーー”
”そんなことはありませんよ? 魔力を使えることがわかるのは大体小さい時ですが、エマさんは最近になって魔力が使えるようになったので、今が伸び盛りなのかもしれません”
”でもー、無魔法って、隊長やハンナちゃんみたいに魔力使ってるーーーって感じがしないんですよねーーー”
”力が強くなった感じはしないのか?”
”するけどーーー、それは相撲のケーコのせいじゃないんですかねーーー?”
いや、全然違うと思う…… ちょっと稽古しただけであんなに力が強くなるわけがない! 我の弟子が、こんなに強いわけがない! いや、でも我を簡単に土俵から押し出したからなぁ。あ、そうか、我がそんなに強いわけがない! これだな!
”極悪魔法をあれほどバシバシ使っているのに、何言ってるんですか?”
”スネークさんに火ィ吹かれたら~、あたし丸焦げ―、丸焦げですーーー!”
魔法なんて、当たらなければどうということはない! さてと、我が気絶する前に作った水晶玉はどこ行ったかな?
”そんなものを作っていたのですか? 野営地の周りにはおいてなかったと思いますが? ”
確か、食事用の大きなテーブルを作ったその先にあったはずやな…… ちょっと探してくる!
”あ、私たちそろそろお風呂あがりますので、一緒のベッドで寝ましょう!”
だから、さっき起きたばっかりだっちゅーの!




