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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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カーちゃんの武器への祝福・強


 さて次は、めんどくさくない方から行きますか。鞭二つ出てるから、まずはそれにクリスタル容器を合成します。唸れ、我の金魔法


”金魔法Lv.3合成”

“何を合成しますか?”

“この鞭とクリスタル容器、それと青い宝玉を1セットにして二つ合成してくれます?”

ぽわんぽわんぽわんぽわわわわん!


ちょうど持ち手部分にクリスタル容器が来るようにして、その柄の部分にねじ込み式のクリスタルのふたがついてて、そこに痺れ薬や眠り薬を入れられるようになってます。 鞭の持ち手のすぐ先に青い宝玉がセットされましたね。あとは二つの鞭をハンナちゃんに貰った紐で結び付けます。二つで1対なんです!両手で操って、チョー便利! そういうわけで、ふたたびはっけよ~い!


“青魔法Lv.7 祝う(セレブレーション)・強”

”ブブブブブブブブブ!”

“どのような祝福を施しますか?”

“宝石に魔力を蓄えられるようにして、蓄えた魔力を鞭で使えるようにして!”

”バババババババババ!”


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと44!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと44!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと44!】


セーーーーーーフ! 我、再び意識を失いませんでした! ハンナちゃーーん!すまんがちょっとだけ通訳してくれるーーー?


「はいな。やってきましたよ。できた鞭の説明をすればいいんですね?」


そうそう。2個一は成功したで^^。あとはその紐とってもようがすよ!


「はい………ってとれなくなってますね……… これはむやみに取らない方がよいのでは?」


うーん、そう来たか……。ま、とりあえずだな、宝玉付けて魔法放出の威力が強まったと思うからその瓶の中に粉を仕込んでおいて、適宜使えるようにすれば、眠り鞭や痺れ鞭の完成や!あとは、器用なほうの手でナインテール、そうでない方でロングテールを使えばいいんじゃないかな? あ、そうそう、最初に宝玉に魔力を込めないといけませんよ? ハンナちゃんの方が魔力多いから水魔法の魔力を初回サービスで込めてあげて!


「なるほど、私の水魔法の魔力を込めればいいのですね! わかりました……」


泉蛟いずみづちちゃんを出すまでもなく無詠唱で水魔法の魔力を込めていきまして、青がますます深く青になっていきます……


「これくらいでいいですかね。あとはパイチェの柄の部分がねじ込み式のふたになってるそうです。そこを開けて、さっき作った薬を入れるとよいと言ってます。粉を使いたいときは鞭に近い方のクリスタル瓶の端を廻すと粉が落ちるようになるそうです。これ、いいですね!お料理の時に調味料を振るのに使えませんか?」


おお、そうやな! ハンナちゃん用にもたくさん作っといてあげましょう。土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン、そして土魔法Lv.18石細工ストーンワークス!ちょっと大きめで、そこら辺においても横にならないように底を平らにしといた! まあ予備も含めて50個くらいあればいいか。


「ワぉ、すぐ作ってくれるんですね。ありがとうございます。それで、鞭に水魔法の魔力を込めればいいのですね」


そうやね、普通の水を出す奴でいいよ!


「わかりました。それではいきますよ……

水よ 水よ 我ら命の運び手の水よ 流れのままに 命を運びたまえ」


ハンナちゃんが鞭二つを手に取って呪文を唱えると、青い宝玉はゆっくりとその青さを増していった。まるで底の知れぬ深海に潜るように深く、深く……


「…… ぶぱーーーーーーっ! ハァハァ…… こんなもんでいいですかね?」


ああ、お試し用だからな。どれくらい魔力使った?


「そうですね……あとちょっとやると倒れるくらいには……」


「魔力を込めると宝石の色が変わるのねぇ、これはこれでまた美しい……」


おいおい、最初はサービスだけど次からは自分で魔力を込めてよ?


「…… 隊長の大剣、蒼天というのですが、あれも隊長が時間のある時に魔力を自分で込めているそうです。トレーネさんも次からご自分でお願いします。あまり放出系の魔法を使わなければ大丈夫だと思います。ハァ、疲れた。ちょっと横になりますね……」


ハンナちゃん、しんどそうにしてるので、我光魔法Lv.1を当てる……あんまり様子は変わらんね。


「…… 肉体疲労と魔力の低減による倦怠感は違うものですからねぇ…… トレーネさん、武器の強化はできたそうなのでまた練習してください、そうスネークちゃんが言ってます……」


「わかったわ、ありがとね、スネ君もヴィンちゃんも!」


テーブルの上の鞭を取ると、カーちゃんはボルちゃん・リーちゃんとは別の方向に行ってしまった……


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