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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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リーちゃんの武器への祝福・強


「そうだ。フランメ、君はもう剣がないのだろう?買ってきた奴を4本、自分に合いそうなのを選んでくれ。トレーネとボーデンは大丈夫だとは思うが、スネークの祝福が付いた剣の方が切れ味・耐久性ともに優れているから同じく4本、残りは……バウアーとヴィンと私で分けるか。槍の方は私とボーデンで3本ずつ使うとして、他に使いたいものはいるか? いなければ、残りは予備とする。それでは剣と槍を出すので自分の手に馴染むものを選んでくれ。得物は荷鞍に入れてあるからそっちへ移動だ」


我、ヒカリ娘用に作っておいた宝玉を拾ってベースキャンプへ戻ります。ついでにエマさんもマギハンドで毛布ごと御姫様抱っこして連れて行ってあげましょう。ここで1泊するのなら簡易ハウスが必要ですな! 我、馬さんたちが休んでいる近くで簡易ハウスを土魔法でおったてます。まずは床を土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーンで作りまして、その縁と四角形を3等分に切る形で、土魔法Lv.26土壁アースウォールで床を天井にします。土壁がせりあがってる最中に土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーンで天井に近い部分から石にしていきますよ…… これで大枠完成です。あとは入り口作ってそれをスライド式にして人用にはベッドを6つ、馬用には水場桶と飼い葉桶を用意します。三う一つのスペースは…… 要望が出るであろうことは間違いないので事前に作っておきましょう。お風呂場です。ゆったり入れるように畳2畳くらいの広さで肩まで疲れるように1mくらいの深さにしましょう、ハンナちゃんが溺れたりしないように縁には腰掛けるところを用意します。ここはただの石ではなくって、つるつるの大理石にしときましょうね。できたら水を入れときましょう。おぇえぇぇぇええぇっぇおぉぉおおおっぇええぇぇぇぇっぇぇえぇええぇええおぇおぇえええええええええーーーーーー…………。 ふぅ。一応熱しときますか?我、お外で大きな岩をおえっと吐き出し、火魔法Lv.5火炎放射ジェットフレームで熱々にしてあげますよ。赤くなってきて溶けだす前にマギハンドで岩を持ち上げて湯船にどぼーん!水蒸気むわわわわーーーー!ま、これで我が気絶しても大丈夫だろう。我は一旦地面に置いておいたエマさんを中の簡易ベッドに寝かせました。ハンナちゃんに枕を用意してもらいましょう。よろしくね!


”はいな、まかされました!”


それとハンナちゃんや、綱を作ったときの麻の材料ってまだある?


”ありますが、どうしました?”


2mほどくれくれ!


ハンナちゃん、すぐやってきてエマさんの頭に枕代わりの毛布を丸めて頭を座らせた。


「それとスネークちゃん、こちらが麻の紐ですが…… なににつかうのですか?」


いやね、我の祝福魔法・強ってお一人様お一つ限りなのよ。だから、ガントレットの右左を紐で結んで一つにしたり、2つのパイチェを紐で結んで1対にしたりできないかなーって思って。


「そういえば私のラセンダちゃんも考えようによっては1対ですよね。それはそうと、お一人様お一つというのはスネークちゃんにも当てはまるものですか?」


……… その認識はなかった……きっと我は例外だ!魔法はイメージ!! よし作ろう! あ、あと小瓶持ってない?


「いや、持ってないですね。スネークちゃんなら自分で作れるのでは?」


それもそうね。ハンナちゃん、ありがと!


「うまくいくといいですねー、それでは私は夕食の準備をしますね」


おー、そやそや、薪の準備もしとかないかんね?どうせ、夜に見張りをするのにかがり火が必要だから、その分も作っとくか。我、お外へ出て、おえっと木を吐きまして、唸れ、我の金魔法


金魔法Lv.1抽出!

“ン デデデデーン”

“なにをどうされますか?”

木から水分を取り出して!

“テ・テ・テ・テーン“


さっきまで青々と茂っていた葉がみるみるしおしおになっていきあっという間に枝から落ちてしまった……ここからもう少し水分を引き出して……この辺かな? はいストップ―! あとは風魔法Lv.10鎌鼬で枝部分をサクサクサクサクサクサクサクサク! 幹部分を縦にスパーンスパーンスパーンスパーンスパーン、横にスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパンスパン! これくらいで足るだろう! 作業用に大きなテーブルを土魔法で作りましょう! 小屋を作ったときの要領で畳4枚分の広さの地面を土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン!あとは四つ角に土魔法Lv.26土壁アースウォール!できた端から土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン! あとは丸い円柱を椅子代わりに土魔法Lv.26土壁アースウォールである程度の高さになったら土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン。土を石に変えるときにはやはりつるつるの大理石にした。最後にリーちゃんとカーちゃんの武器改良のためにクリスタルの瓶を作る。土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーンで適度な大きさのクリスタルを作成した後、土魔法Lv.18石細工ストーンワークスで蓋つきの試験官ぽい瓶を作成した。

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦ 


 下準備が整ったので、ボルちゃん達の方を見ると、いまだワイワイ言ってて決まらないようだ。何をそんなにもめる必要があるのか?


”おーい、ボルちゃんや。そろそろ武器強化をするから武器持ってきてくれー”


「スネークがじれてるようだから、先にそっちを済ませようか?」


ボルちゃんがヒカリ娘ズを引き連れて大テーブルにやってきた。そんじゃ武器だして。リーちゃんは…… 強化するのは棒にするのな?そしたらニードルガンも出して! これにちょっとだけ改良を加えます。まずは唸れ我の金魔法


”金魔法Lv.3合成”

“何を合成しますか?”

“この銃と試験管を合成してくれます?試験管に入る液体を銃身に詰められるように、銃身に入った液体が銃口から漏れないように、ニードル発射時に銃口が開くようにお願いします”

ぽわんぽわんぽわんぽわわわわん!


「スネークよ…… 一応説明してもらえると助かる」 


このニードルガンに、我がさっき作ったに眠り薬や痺れ薬を入れられるようにしたのだ!ここの、試験管部分をぱかっと開いて水を入れてだな…… さっき作った眠り薬をパラパラッと入れると…… 誰にも気づかれずに大将を眠らせることができる……ハズ。


「いつの間にそんなものを作ったんだ?」


ついさっきやな? ハンナちゃんに大量に預けてるで! あと酒瓶にも詰めてあるから、これ使うのはリーちゃんとカーちゃん、ハンナちゃんくらいだと思うので、持たせとき! さて、次が本命や……気絶するかも知らんから、そん時はよろしく。我、机の上にある六角鉄棒と緑色の宝玉(エメラルドって誰か言ってたか?)を金魔法で合成します。唸れ、我の金魔法!


”金魔法Lv.3合成”

“何を合成しますか?”

“鉄棒と緑色の宝石を2つ先端にくっつけると壊れそうだから全体を3等分する位置に、鉄棒の空洞はそのままに合成してくれます?”

ぽわんぽわんぽわんぽわわわわん!


ふむ、できたな。マギハンドで手に取ってみて空洞を覗いて見ると向こう側が見える。宝玉自体に穴を開けたに違いないな。さてと、仕上げを御覧じろ!

はっけよ~い!


“青魔法Lv.7 祝う(セレブレーション)・強”

”ブブブブブブブブブ!”

“どのような祝福を施しますか?”

“宝石に魔力を蓄えられるようにして、蓄えた魔力を鉄棒で使えるようにして!”

”バババババババババ!”


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと45!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと45!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと45!】


ノコッタ!ノコッタノコッタ!意識を失わずに済んだ! これがリーちゃん専用武具だ。魔法によって先端を自在に変えれるから、如意棒とでも名付けるがよい! 魔法を使えるお猿さんの持ってるものみたいに伸びたり縮んだりはしないけどな! 使い方は似たような武器を持ってるボルちゃんに聞きなさい!


「…… 如意棒…… わかった! 」


本日はこれにて。お読みいただきありがとうございます。

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