新武器の使用感は如何に? ヒーちゃん編だったはずだが
気が付けば、ブックマーク登録者数が三桁になってました。
いつもお読みいただきありがとうございます(^人^)。
ボルちゃんが新武器と箱をしまってハンナちゃんのところに行った。さてと、リーちゃんの様子は……
「スネ~ク~!」
どうしたんだい? ヒー太くん?
「ガントレット、調子に乗ってその辺の岩を叩いててよ~、ガシガシ壊れるもんだから、さらに調子に乗って火魔法使ったんだわ~! そしたら、こんなになっちゃったよ~><」
なるほど両手に付いてたガントレットは哀れどろどろに…… 我、言ったよね? 魔法は使わずに武器の使用感だけ報告してくれって…… 我、ヒーちゃんをジト目で見つめる……
「わ、悪かったよ!魔法使うなって言われたのに使っちゃって!」
額金がなくても話ができるのはおかしい気がするが話は伝わってるな! それはもう使い物にならないな! とりあえず外しなさい!
「それが、溶けた後外れないんだよ~! 何とかしてくれ、スネ~ク~!!」
この子はやはりあほの子なのだろうか…… 得意の熱魔法を使ってどろどろにしてから剥がせばいいのではないか? そんなことも思いつかないのか? う~ん、伝わらないか…… よし!土魔法でコマと石畳を作るか! 土魔法でコマと石板を作ります。コマはたくさん作っときましょうね。
「ん? なんだ? 今は独楽で遊ぶんじゃなくってとれないガントレットの話をしているんだが?」
まあ伝わらんね! 我、火魔法Lv.6火纏いを使います! 体が~♪ 夏になる~♪ ア・チチ・アチ 燃えているんだろうか~♪
「ん? 今度は火を纏っているのか? 俺にも魔法使えって言ってるのか?」
それ、正解! 我、ジャンプジャンプ!
「そうか、火魔法使って柔らかくしてから取ればいいんだな! よしやる!」
ヒーちゃん呪文を唱えたらあっという間にガントレットが赤熱化した。我も火魔法かって手伝うか……火魔法Lv.4火炎!
「熱ッ! あっつい! なにしやがる!」
熱いんなら早く取れって! もうだいぶ柔らかくなってるだろ! 誰か通訳プリーズ!
「あーーー、フランメ先輩~、スネークさんが、それ柔らかいうちに早く取れってーーー、火傷してもスネークさんの回復魔法があるから大丈夫ですよ~」
あ! やっと起きてきやがったか! エマさんもガントレットとるの手伝って!
「えーーー、無理ですよ~、だってめちゃくちゃ熱そうじゃないですか~」
「畜生!取ればいいんだろ!自分でとればよ!」
そうだぞ! 早く取らないとおててが炭になっちゃうぞ! 金属が柔らかくなっている今がチャンスだ! ヒーちゃんなんとか熱くなっているガントレットを手から外した…… よく考えたら、ガントレット全部を加熱するより留め金のところだけ柔らかくしたらよかったんじゃね?
「……などといってますねー。スネークさん、気づくの遅くないですかー?」
「そ、そんなことより、回復魔法を…… はよはよ」
光魔法Lv.5爛れの癒し!
「あーーーーー、痛みが引いていくーーーーー……」
「よかったですねーーーー!」
エマさんと、言ってきかせておあげなさい! まだガントレットと火魔法にこだわるのか、と?
「せんぱいーーー、ガントレットは殴るだけにした方がいいんジャないかとスネークさんが言ってますよーーー?」
「だけど、それだけだったらただのけんかっ早いやつじゃないか! オレは魔法も使えるんだから魔法も組み合わせないと意味ないだろ!」
「だったらー、そのコマを使ってーーー、魔力操作を覚えないといまみたいな事故はまた起きるってスネークさん言ってますよーーー?」
「けどよー、具体的にはどうすればいいんだ?」
「まずはー、独楽を廻してーーー、独楽の回転に沿って掌でコマに回転を与えるそうですーーーー。その際にーーー、手に魔力を纏わせてーーーセンパイの場合はコマが火を出すくらいに魔力を与えればいいそうですよーーーー」
「ちょっと新兵ちゃん、やってみせてくれよー」
「あたし、エマ・バウアーっていいますーーー。よろしくお願いします―――」
エマさん、おもむろにコマを時計回りに回すと右手でバシバシコマをシバきあげた…… お!エマさん意外と魔力操作うまくなってるな!
「えへへーーーーー、あたしに魔力があるってわかったのでーーー、魔力操作練習してたんです―――! ほめてもいいんですよ、スネークさーーーん」
上出来やな! なんだかエマさんにシバキあげられるたびにコマの回転が速くなっている………あっ! コマの軸から煙が! なんか燃える要素ってあった? あ!コマが赤くなってきたーーーー! そして、火がコマからデターーー、炎のコマやーーー! これを炎のエマと名付けよう!
「お断りします――――!」
あっさり却下された!
本日はこれにて。
お読みいただきありがとうございます。




