表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
459/786

細かい情報

椅子に座っている状態は、安静にしてると言えるんですかね??

結構腰に負担がかかってる気がするのだが・・・orz


我、リーちゃんを見て、問う。なぜ君は座して待つのか? 


「…… 師匠、私に何か聞いている? 」


コク。


「なぜ真横にいるか?」


ブンブン。


「なぜ、待っているか?」


んんん、待っていることは悪くないのだが、それよりもなぜ正座を?


「肯定も否定もしなかったということは合っているのはあっているが、それだけではない、と? 」


めんどくせー! ハンナちゃん、片付けはよ終わらんか―!


「あ! 今、めんどくさいと思った!」


コクコク!


「あーやっと片付け終わりました。さてと、ボーデンさんの武器の説明をすればいいんですか?」


「それよりその額金を貸してくれると助かる。私も師匠と直接話がしたい」


「あー! そう来ましたか! なるほどー、でもそうすると私もしばらく一人になりますのでスネークちゃんに何か特訓法を聞きたいのですが!」


なるほどね! そしたら、魔法の同時多発展開ができるように分割思考の強化をしたらどうでしょう?できるようになったら水壁張ったところから水弾バシバシ打てるようになったり、あるいは水弾を火魔法で加熱して直撃しなくてもダメージ食らわせたりできるようになると思うぞ。


「いろいろできるのはわかるのですが、では、具体的にどのように訓練をしたらいいでしょう?」


分割思考を練習したときは右手と左手で別の図形を描くというのをやったけど、今度はもっと複雑なものを描いてみる練習をしてみたら? 右手でボルちゃん、左手でエマさんを書く、とか?できるようになったら今度は反対のも書いてみるとか?


「わかりました! それやってみます。それではボーデンさん! しばらくお貸ししますね? でも後で返してくださいよ! 絶対ですよ!!」


そういうと、ハンナちゃん、額の金物を外し、リーちゃんに付けたげます。


「ところでボーデンさんはなぜ土下座をしているのですか?」


しまった!ここは地面で、そしてそんなところで正座したらリアル土下座ではないか!


「土下座ではない!正座だ!」


おっと! なに? ここに正座情報を持っている奴がいたぞ!


「どう違うのですか?」


「とちらも伝説の勇者たちの文化だが、土下座はこの後上体前反らしがはいる。正座はただこの姿勢のまま待つのみ……」


「へぇ、それは知りませんでした。それでは絶対後で返してくださいねーーー!」


念を押してハンナちゃん、この場を去る…… リーちゃん、口角がわずかに上がりましたな。


「それではスネーク師匠、私が土魔法使い、リージー・ボーデンです。不束者ふつつかものですが、よろしくお願いします」


親指・人差し指・中指を膝の前に突き出したかと思ったら頭を下げてきた。見方によっては土下座謝罪。し

かしこれは……


「この挨拶は、新しく妻になる女が、その夫に対しこれからよろしくお願いします、という正式な挨拶だと、読んだ」


読んだ? もしかして?


「そう……勇者文献……」


ワオ! こんなところにも勇者文献の餌食が!


「とにかく…… スネーク師匠。以後、よろしくお願いします……」


あ、はい。スネークです。好きな色は赤と黒です!


「…… いつも、そんな…… 感じなんでしょうか……?」


うん、そやね。ボルちゃんやハンナちゃん、エマさんと話してるときはこんな感じで話しているね。イメージと違った?


「……全く …… もっと…… いかめしい感じかと想像してた」


まあ、喋ってみないとその為人ひととなりはわからからねぇ…… 喋ってもわからないことだらけだけど。それで、リーちゃんはいつもその話し方? ちょっと間が悪い感じがするのだが、ハンナちゃんの時みたいに普通に話せんか?


「…… いっつも……誰かと話す時は…… 緊張する。……ヴィンデンバルド衛生兵の場合は子供だから……」


うーん、ボルちゃんに緊張するのはまだわからないでもないけれど……


「ボルちゃん! 師匠はやっぱり隊長をボルちゃんと呼んでた!?」


最初会ったときはエルフさんと呼んでいたのだが、名前がミア・ボルドウィンと分かったときからミアちゃんと呼んでいたのだ! 初めて額金をつけたとき、ミアちゃんって読んだら、自分の名前を気軽に呼ぶな! とか言ってたな! なんか怒ってるから、ボルドウィンの初めの2文字を取ってボルちゃんと呼ぶことにしたのだ! どのみち怒ってたけどなwww。その様子が面白かったのでそれ以降、彼奴きゃつはボルちゃんだ! 結婚したりして姓が変わる場合があったりする? するなら、しててもボルちゃんだなwww。


「隊長をからかうとは大胆不敵……」


そんなことはないだろう? ヒーちゃんやカーちゃんもボルちゃんいじってる時がたまにあったぞ? それにいじられてもたぶん彼奴きゃつは気づかないて!…・・・んんん、リーちゃんの場合、発言が変わったら気づくかも知らんが。


「そうですか……」


まあ喋り方はおいおい変わるだろうさ。それより今作っているものを完成させる!リーちゃん専用なんだから、ガンガン意見言ってや!


「ハイ!」


よかった、初めてこの子のまともな笑顔が見れたわ。



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

もしかしたら入院するかもしれませんので、間隔が開くかもしれません。

その時は事前にお知らせします。それでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ