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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
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マーメイド先生の異世界講座・質問コーナー



いつもの青魔法Lv.4の祝福成功音が聞こえた。よし、これでババアのお願いは聞いたよな。自分でステータス魔法を使ってみろ。


「……あ、”不老長寿”の状態異常が消えてるわ! だけど新しい状態異常になってるわよ? なにこれ? 状態異常;状態異常反射状態って? 」


ババアにこの魔法陣つけた奴ってさあ、魔力を吸い取るために魔法陣つけたんだと思うんだよねぇ…… 不老長寿なんて言って実は魔力を吸い取ってたのが急に魔力の供給無くなったら、またその魔法陣つけに来ると思うわけよ。


「…… 生体にスネークちゃんの祝福魔法はつけられるのですね…… 」


そやね。我も無理かと思ったけど、魔法陣描いてみたらできたみたい。ますます祝福魔法と付呪魔法の区別がつかなくなってきたな……


「うーーー! 体が軽くなったーーー! なんだかますます若返った感じがするわ!」


「ちょっといいですか? 魔力を肉体に流して若さを保つという魔法陣のようだったみたいですが、魔法陣なしでも同じことができるのでは? 」


「私にもよくわからないけど、今までできてたんだから魔力量が倍増した状態ならもっとできるかもね。でもやらないけど」


「それはどうしてですか?」


「私の寿命を考えると、あの人と同じくらいに死ぬ時が来るの。だから肉体活性化の魔法は使わないで、あの人と同じように年を重ねていきたい…… これが私の最初っからの望み。さてと、私の願いもかなったことだし、スネーク君に何かお礼をしようか?」


いや、そんなもんいらん。もうさっさと飯食って出るわ。


「いいの? モノじゃなくてもいいのよ? 私の熱いヴェーゼとか、どう?」


ヴェーゼってなんや?


「おばあさんのベゼはいらないそうです!」


だからヴェーゼとかベゼってなんや! なんか碌なもんじゃなさそーだが!


「そうね、私のヴェーゼはマイダーリンだけのものだしね。それじゃー、あげられるものはないわねぇ……」


あ! 欲しいものあったぞ! マルス・プミラの水結晶って持ってないか?


「あー、それはたぶん無理ですね…… マルス・プミラ種の水結晶は我らエルフ族が厳重に管理してますので、外部に流出するのはありえません」


やっぱりそうかぁ……


「基本的にはそうだと思うけど、例外もあると思うわよ? エルフ族に知られていないマルス・プミラがあれば…… 最近の話だと、”光”のマルス・プミラがどこかでみつかったらしいじゃない?」


ぎくぎくっ! 我とボルちゃん、ぴくっとなる!


「その話、詳しく聞いても?」


「あら、あなた方の方が詳しいんじゃないの? とあるエルフ族の魔法使いが”光”のマルス・プミラを見つけて、伝説の賢者になったという話」


ああ、だいぶ前のお話ですな。何とかさんって言う伝説の賢者さんか。


「ああ、オリザ・パディフィールドの話ですね。しかし、アレは伝説という根拠があって探し出せたわけで……」


「そのパディフィールドさんなら水結晶を持ってるんじゃないかって話だよ?」


「あー、あの方は今の王国と縁を切っておられまして、どこにいらっしゃるのははわからないのですよ……」


「しかし、ギルド長は何らかの連絡手段を持っている。今日うかがってみるか、スネークよ? 」


そうしてくらはい。


「他に聞きたいことはある?」


そうだな…… 我、いまいち使い方がわからない魔法があるのだが。


「あれれ? スネーク君でもわからない魔法があるんだ…… あまり使っていない黄魔法と銀魔法のことかな?」


黄魔法はなんとなく理解した。問題は銀魔法やな…… なに、この銀メッキって言う魔法は?


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