魔法陣て、なに?
夜中に朝の予約投稿・・・
カウントダウンを忘れてたので修正^^;
メルゼブルグのネルネちゃんや、目の前のマーメイド婆についている、魔力で書かれた模様。だいたい、魔法陣てなんや?
「魔法陣というのは、魔力の使い手が、自分以外の場所や物に特定の魔力操作を行えるようにあらかじめ描いた文様のことよ。私は知らなかったけど、生き物にも魔法陣は定着できるようね」
婆さんも魔法陣書けるのか?
「書けるわよ? 簡単なものなら。こういうのはハイエルフになったらできるんじゃないの? 」
ハイエルフ? なんですかそれ? エルフがハイになるの?
「スネークちゃんの言うところのレベルが上がるとエルフ族だけでなくドワーフ族や基本人族も深化するのです。魔物も深化したりしますよ? スネークちゃんもそのうち深化するんじゃないんですか? 」
進化! 我、このままがいいのだが? まあ進化のことは置いておいて、今は魔法陣や。
「一応、ジレーネさんの魔法陣と、ネルネさんに書かれていた魔法陣は私がメモしておきました。大きさは異なりますがこちらになります」
ハンナちゃん、ポーチからノートを取り出し我に見せる。…… 魔法陣てなんか似てるね。
「それはそうですよ。魔法陣にも描く手順があるのです」
「へー、ハンナちゃんて物知りなんだ。誰が教えてくれたの?」
「私、王立図書館に出入りできるのです! いろいろな文献を読み漁りました」
マーメイド婆、ハンナちゃんからノートを借りて見比べると両方を見比べた。何かわかったか?
「物知りなハンナちゃん、あなたは魔法陣書ける?」
「いえ、魔力を何かに定着させることはできません」
「あらそう? エルフの中でもあなた、結構な魔力の持ち主よ? そろそろ深化するかもしれないから、私の魔法陣を見て参考にしてね?」
ババア、急に親切になったな?
「いやねぇ、スネーク君の恋人に親切にしたら、うちのダーリンのこと、許してくれるかと思って」
打算入りまくりでした>< そして幼女エルフよ、でれるでないわ!
「それじゃ、見ててね!」
ババア、指で空中に〇を描きます…… 風魔法? 透明だけど光の屈折で何かあるのがわかりますな。つか、この部屋だけなんで明るいのさ?
「ここは光の魔道具をいれてますからねー。これが魔法陣の書き始め。この〇で、そこにこれから魔力を込めますよーという印をつけたの。あとはこの〇の中にもう一つ〇を書くと魔法陣書き終わり」
◎の魔法陣にはどのような効果が?
「ん? それだけだと何もないわよ? 最後の〇を書く前にいろいろ書き込んだら魔法効果が表れるの。簡単な魔法でやるわね」
再び指で空中に何かを書き込み、そのあとババアが魔力を注いでいますな…… 風魔法の魔力か。ババア、注ぎ終わると〇を〇の中に書き込みます。中の〇がつながった瞬間、魔法陣から何やら風が吹いてますね! 大丈夫ですよ! なにがや? あ、風が止んだ! え? もう終わりか?
「そりゃそうよ。一番簡単な魔法陣なんだから。魔法陣に注ぎ駄文の魔力がなくなったら終わりよ」
〇書いて魔力注いでまた〇書けばいいのか! ちょっとやってみる! 〇書いて、風魔法の魔力……Lv.1のそよ風を注いで…… 〇を書く! 二つ目の〇を書き終わると、魔法陣からババアに向かってそよ風が吹いた。
「あら、気持ちいい風…… スネーク君は筋がいいわね。もっと知りたい?」
いや、別にいいや。それで、これらの魔法陣はどういう仕組みになってるかわかるか?
「…… 見た感じなんだけどね…… 最初の絵の方はパパッと書いたようね…… あまり時間をかけずに書いたみたい。基本人族に張り付いてたのね? 状態異常…… たぶん睡眠をかけたようね……どれくらい魔力が込められたかはわからない」
ハンナちゃん、事情をババアに話した?
「いや、何も話していません」
すると、このババア、魔法陣の書き込みからこの情報を読み取ったわけだ。やり手ババアだな! ババア、我の考えに突っ込みを入れず、何か眉間にしわを寄せてますな。
「……私に書かれている方の魔法陣は…… ひどいわ! 私の魔力で私の体を活性化するようにできてる…… そして私の魔力の半分を吸い取ってるわ! なにこれ! スネーク君、とっととやっちゃって!」
そんじゃやっちゃいますか!
青魔法Lv.4祝福!
“プップ~”
“どのような祝福を施しますか?”
“ババアについている魔法陣を消しちゃって、次に呪いがかけられたら倍返ししちゃってください! ”
“パヤヤヤ~ン”
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと55!】
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと55!】
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと55!】




