↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆転世界における現人神様の箱庭生活  作者: けちゃらー第一号被験者
1/53

はじまりはじまり

 俺の名前はミロシェフ・ズィンガーネフ・バルト、普人族だ。16歳の誕生日たる今日は俺の皇太子就任の式典中だ。

バルト帝国皇太子となることは生まれた時から決まっているが、一応秘密にされている。


この式典は国内外に発表する為の儀式だ。


幼年騎士団学校では世にも珍しい男性騎士として揉まれたが、跳ね除けて実務も何とかこなしてきた。


 

 式への不安?今後の不安?そんなものは眼の前の光景で吹っ飛んでしまっている。

それは……。


 

 皇太子指名の儀つまり俺は、次期皇帝になる。そこで必要なのは民の支持、諸侯の支持、身内の支持。と周りの国家、王侯貴族なら言うだろう。なければ反乱内乱一揆祭り乱世大勃発だ。


 だがこの帝国においてはそんな事は些細なことだ。一番重要なのは神からの支持だ。そう神がいる。祀られたるは、約400年前に異世界から召喚されし竜である。元は異世界日本の令和型OLだったらしいが異世界に召喚され竜となった。その後なんだかんだあり人化の術を取得し帝国の神として祀り称えられている。


 この現人神様バカではないがアホな行為とふらふらとどこからともなく現るのである。そして世界を7回ぐらい焼いて成形するぐらいわけがないほどの力と悪意を持っている。

 このアホ神様の厄介さは帝国を守護する代わりに皇族に祝福(呪い)をかけていることだ。この祝福だが、大きく言って3つ。1帝国を広げるな。2陣頭指揮。3皇太子の童貞を成人後に捧げる事。その代わり50代まで老化が遅く、寿命は150歳ぐらいまでと普人族としてはかなり長い。この祝福が守られない事は今までの帝国の歴史においてない。


 そして何故か厄介事を運んできて、出来高によってその代の国への協力度合いが変わる。


 

 この世界は元々女神様が管理していたが、ひどい面食いかつ毎日朝から晩まで複数人の男性を取っ替え引っ替えに酒池肉林の宴会をするほどの性にだらしない女神だったらしい。そうして残された女達。特に普人族、獣人、魔族、エルフ族は神に反旗を翻したが負けた。お仕置きとして、世界に呪いをかけてほっぽっている。


 その呪いとは、普人族は男性が生まれ、それ以外の種族は女性しか生まれない、といった構造になっていて男性は弱っちい。獣人の発情期は淫獣化、魔族は全員脳筋で上中下と上に行くほど美しいが数が少なく下に行くほど醜女で多産。醜女の所に行く奇特な男は少なく男を攫うしかない。

 エルフは長寿で性欲が貯まり種を欲しがるようになるが生涯一人か二人しか生まれない……らしい。


 といった状況で男性1に対し5~6の女性比率が生まれるようにされてしまったのだ。女神いわく『みんな大好きハーレムじゃん!男がケツにしかれる女系社会。男日照りで大変な目にあってもいいんじゃない?楽しそうじゃん!乙女(肉食獣)の園に放り込まれた草食男子おびえたる世界』。この世界にいる神と名がつく者はろくなのがいない……。ほっぽった女神やら現人神やら男日照りはろくでもない。



「で、神様よ、現実逃避をしていたが眼の前のこれはなんだ?なにか新しい流行かなにかか?」



 豪華な箱、各地の特産を使用したもの、宝石を使用した箱、ボロい箱にボロボロになった獣人が2、3人が詰められた箱、ミスリルと魔法によってコーティングされたもの。豪華絢爛豪華な贈り物が並んでいる。


 そう公爵家及び神からの贈り物が並んでいるが1つだけおかしい。俺の目がおかしくなったか、頭がイカれたか、世界が終わったか、それとも新手の嫌がらせかどれだろうか。


 

「獣人詰め合わせじゃよ。正確に言えばとある地方の官吏とその部下じゃ。帝国において違法な人売をしておった中間管理職とその下っ端を捕まえて来ておいてやったのじゃ。そして元締めもわかっているが、それはお主に〆てもらおうと思ってな。あ、ちなみにその領主貴族、寄り親、その上の公爵家にも無断でやっておるからの。」



 にっこりと見惚れるほど綺麗な笑顔でとんでもない事を仰る。そして周りの公爵達は苦虫を噛み潰したかと思いきやワクワクしたような期待をした顔をしている。さすがこのアホ神様とおしめ時代から何十年と付き合い寄り添って無茶振りをこなしてきただけはある。絶対、陛下は内心絶対爆笑していると見受けられる。


わざわざ式典に持ってきたということは、それなりに厄介で経験値と評価になると言うこと



ついでに嫌がらせであった。いやになる。


はじめてのおつかいが始まります、ミロ君男の子。肉食獣達とキャッキャウフフな世界で生き残れるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。