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マルの顔が消え、マップ画面を表示させます。
ホロ表示が全員の目の前に空中に映し出され、こまかな道路標示があらわれました。驚くことに、まだここは旧千葉県の市川にあたりました。ずいぶん白鷺号で進んでいたと思ったのですが、実際はそんな遠距離を踏破しているわけではなかったようです。
地図の縮尺を操作してさらに秋葉原の位置をさがすと、相当な距離がありそうです。
「こんな遠いと、歩いたら時間がかかるで」
アイリスが不満そうにつぶやきました。
「なにか交通機関はないのですか?」
藤村の問いかけに、五郎は答えました。
「地下鉄がありますな。昔の鉄道が走っております。これによると、総武線というラインの駅が、一番近いようです」
五郎はちらっと通路の表示板をながめました。
「情報によると、8番出口と書かれた場所に行く必要があります」
洋子は五郎の視線を追って、壁の地図表示をながめました。
壁には周辺通路を示した地図が取り付けられ、現在地を示す赤い光がゆっくりと点滅しています。洋子は顔を近づけると、今度は天井から吊り下がった行先表示板を見上げました。
「こっちの表示は1番ってあるわね。じゃ、このまま先に進めばいいわ」
ぞろぞろと一同は歩き出しました。




