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空に輝く五芒星  作者: 猫村 子麦
第四章:容疑者
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さんじゅうはっこめ

 ゴミ箱。それしかない。

 これが何を意味しているか、国語の文章読解が不得手な人でも分かるだろう。簡単だ。


「イリス、やっぱり、さ……」

「ん?」


 私は振り向く。その先にはイリスが当然のように立っていて。それに安堵してまう自分が憎らしい。


『いじめられてるよね?』


 喉に言葉がつっかかる。つっかえて喉を引っ掻いて出てこようともがくその言葉を必死に嚥下する。


 だめだ

 だめだ

 だめだ

 だめなのだ


 私は、普通に接しないと。それが、微かでもこの子の救いになると信じないと。それが、まだこの子の苦しみの発端を抹殺できていない私に課せられたものだ。

 意図せず呼吸が速くなる。徐々に浅くなっていく。

 イリスは何も言わなくなった私に不審そうに近づいた。


 イリスが私の肩に手を置く。重みがグッとかかる。

 イリスが私の顔を覗き込んでくる。誤魔化さなきゃ。

 イリスの手が私の頬に伝う。目を細めて微笑む。

 そして


 泣いた。



「気づいちゃった? ルウは勘がいいなぁ」



 勘がよすぎるよ、イリスは。



「……なんの、こと?」

「あははっ、ほんと、下手」


 


 笑った。泣きながら、いや、涙を抑えながら、笑っている、この子は。



「へるぷみ―」



 涙声だからか、ちょっと変な発音だった。






 ヘルプミぃ。。。中間の成績超悪い。。。


 子麦は元気に頑張ります。

 あ、描村 子筆さんが五芒星の『さんじゅうろっこめ』に挿絵をつけてくださいました!ありがと、子筆!

 子筆さんはXでのイラスト投稿をおこなっていて、いつかライトノベルの挿絵やカバーイラストを描くのが夢だそうです。みなさんよろしければ検索してあげてください!読みは『えがきむら こふで』ですよ。

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