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荒春〜あらはる〜  作者: 夏冬 春秋(かとう はるあき)
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1-6 さっさと

 誰かを誘うことも出来ないまま、無常にも放課後を知らせるチャイムが鳴る。昇降口で靴を履き替える頃には、すでに諦めがついていた。

『行くしかないよな。』

自分に言い聞かせるように呟くと、担任から貰った病室番号の書かれた紙を、しっかりと胸ポケットにしまうと、自転車置き場へと足を進めた。


 幸い、学校から遠目で見える距離にある病院だから、自転車で10分とはかからない。

『さっさと資料を置いて帰ろう。』

そう心に決めた。クラスメイトたちの発言全ては聞かなかったことにして、しらばっくれればいい。そもそも、仲が良い訳でもないのだから、雑談する必要もない。来た理由だけ伝えて、とっとと帰るのがいい。


 

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