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超Q探偵&スカーフェイス・メイヤ

スカーフェイス・メイヤ

作者:XI
唯一の肉親である母を失い、路頭に迷うしかないというところで、わたしはマオという探偵に拾われた。世の中の右も左もわからない、ただの十七の小娘にすぎないわたしのことを、彼は助手として雇い入れてくれた。

わたしはマオに懐いた。誰より優れた彼の頭脳、思慮深さは尊敬の対象となり得たし、誰より秀でた彼の美徳と美的感覚には思慕の念を抱かざるを得なかった。つまるところ、彼の明晰さと優しさは、わたしのお気に入りになったのである。

彼のそばにいられればいい。彼さえそばにいてくれればいい。

でも、そんなささやかな思いに満ちた日々は唐突に終わりを告げる。

マオが目の前からいなくなった。理由はわかっている。わたしの左の頬、そして背中に、一生消えない傷を負わせた男をゆるすことができず、そのあとを追いかける格好で、彼は街を出たのだ。

一年間、探した。だけど、見付けることはできなかった。

つらかった。
キツかった。
絶望した。

だけど、再会を諦めようとは思わなかった。
マオの家業を継ぎつつ、彼の帰還を待つことを心に決めた。

この街、開花路(カイホーロ)にいくつもある細い道、胡同(フートン)。
とある胡同で折れ、とある狭い路地に入って少し進んだところにわたしの仕事場はある。

その名も『ガブリエルソン探偵事務所』という。


※『超Q探偵』の続編。
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41.『”狼”』
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42.『マオさん』
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