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序章

 今年も、桜が開花した。


 薄紅色の花弁が澄んだ空を舞う


 その命の儚さ。ほんの少ししか生きていられない虚しさ。


 だからこそ、人は魅了されるのかもしれない。

 

 夏に葉を茂らせ、秋に枯れ果て、冬に雪を積もらせながら


 やがて来たる春を待つ。


 長い辛抱とたくさんの期待を抱えた先、蕾を芽吹かせ花を咲かせる。



 「おはよう」



 そう言って、俺は目を覚ました。


 これが、俺が生きれる最後の春になるのだろう。



 すこし動きにくくなった体を起こして辺りを見渡すと


そこに一人の少女が立っているのがわかった。


肩より上で切りそろえられた黒髪が、風に揺られている。


 少女は俺を見つけると、無我夢中で走ってきた。


 そして、大粒の涙を流しながら微笑んだのである。



 「また、会えたね・・・逢いたかった」



  挿絵(By みてみん)

初投稿で初連載・・!難しいですね。文章力や構成力も無いですが、読んでいただけたら嬉しいです。詳しい説明は途中で話の間にはさんでいく予定です。

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