【第6通】叫ぶ側か叫ばれる側か
この物語はフィクションです。実在の人物、地名、団体名などとは関係ありません。
子どもの頃、子どもはキスをしたらコウノトリが子どもを運んでくるんだと思っていた。しばらくしてからも、キスしたらお腹に子どもができると思っていた。ただ、中学生になって子どもがどうやってできるかを学び、そして疑問に思った。ならどうして、キスをして子どもができるのだろう?と
「ねぇ、ぼくってどうやって生まれたの?」
この質問に空さんは戸惑ってしまったようだ。
(正直に教えていいのだろうか)
「ソラ様、知らないのですか?では、代わりに私が答えますね!」
彼女は自信満々にこう答えた。
「神様にお祈りをして、そのお祈りが神様に届いた時に子どもを授かるんです!■■■さんもきっとそうですよ!」
「ほんと?」
「えっ、あ、いや…」
「■■■がどうやって生まれたか分からないって正直に言えばいいじゃないか。レイリスの回答は少しずれてるし」
「そんなことは!…あっ!ほんとですね。」
「それにしても、どうして気になったんだ?」
「ぼくってみんなと違うでしょ?かみも身体も…」
「みんなって?ここにいるのは時間の感覚が人と違う勇者に生まれた時から将来が決まっていた聖女、そして無職」
「お兄さん…」
(しごとなかったんだ…)




