プロローグ(ヴィーチェ編)
実在の人とか地名とか団体とかの名前が入ってる?でも、フィクションだから関係ないんだよね。
よく人は人生を音楽や小説、映画に例えている。万華鏡や新聞に例えてる人もいるかもしれないな♡。俺は、人生はパッチワークみたいなもんだと思う。様々な布を縫い合わせて作られた作品ってさ、バタフライエフェクトによって起きた事象に似てない?使う生地が違えば印象が違う作品が生まれる。無数の偶然が必然という作品を作り出す。俺も教えてもらわなきゃ、こんな風に考えることはなかったかもな……。
「『我思う故に我在り』とは言ったものだな。そう思わないですか?」
「……」
返事が返って来ないことは何となく分かってた。全てが想定通り何てことはありえないけど、想定はするよな。魔王が意図せず魔神を消滅させたり、外部顧問によって経済の発展が起きたり……。この世界は決まったストーリーの上で踊っているのだろうか、それとも誰かが俺達の意思に介入してあたかもそうあることがさも当然であるかのように動かしているのだろうか、そんなことは確かめようもないから考えるだけ無駄だろう。
開会式が終わってから僕が居なくなったことに■■■が気付いたみたい。建国祭をどんな風に巡るか見物だな。
「あっ!■■■があの子に出会ったみたい。■■■、ぶつかった子がいきなりいなくなってめっちゃ驚いてるだろうな。由紀と桃花がいるから鞄とあの子の心配は大丈夫!あの2人が別行動してるの見たことないな。最後は、あの2人組の片割れか!ライムも苦労してるなw。リアムを選んだ時点でこうなるのも決まってたんだろうなぁ」
ん?
「■■■の後ろになんかいるな」
よし、話聞きに行くか!
「大変そうだなぁ……、第二王子のおつかい」
捕まえたけど、リリースしないと後がめんどくさそう……。
「ちゃんとお家にかえるんだよ~」




