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俺の美少女論  作者: 金川翔
2/2

ギャルで遅刻を免れます。

ギャグ小説です。

田中英介(たなかえいすけ)田中英介(たなかえいすけ)「はっ!」

目が覚めると俺は道路の上で寝ていた。きっと、生き返ったのだろう。俺は自分の頬をつねり痛みを感じたことからそう確信した。

「君、大丈夫かい!」

声のした方を見ると警察が走って近寄ってくるところだった。車のドライバーもちょうど車から降りてくるところだ。どうやら車にはねられた瞬間に戻って来たらしい。これも、事故で何事もなかったように見せかける為にあのダメ神がやったことだろう。(とても初めてとは思えない手際の良さだ。)

俺はそんなことを考えつつ自分がたった今、遅刻しそうになっているのを思い出した。俺は急いで学校に行かなければならない。そして、俺は学校に向かって走り出そうとした。

しかし

「待ちなさい!」

警察に呼び止められた。

「君、何を勝手に行こうとしてるの?怪我は無いの?それにこれは大きな事故だから色々と話さなきゃいけないことがあるんだよ。」

警察はそう言ってきたがもちろん俺に怪我は無い。

(もし怪我がそのままだったらブチギレてるけど。)

それに、警察沙汰になったら俺に非が無くとも色々な噂が立つことは目に見えている。何かいい案は無いだろうか。そこで俺は一ついい案を思いついた。

「大丈夫ですか?」

そこにちょうど車のドライバーもやって来て警察と何やらこれからのことを話し始めた。これで準備は整った。そう思った俺はおもむろに口を開いた。

「あのー俺なら怪我一つ無いので大丈夫ですよ。」

「「えっ!」」

2人は同時に俺の言ったことに驚いた。

「そんなわけ、嘘だろ!本当に傷ひとつない!」

警察は大声で叫んでいる。そこで俺は嘘の理由を話し始める。

「俺、実はスタントマン養成学校に通っているんです。だから無傷で済んだんです。」

俺がそういうと警察とドライバーはどこか疑心暗鬼な様子だ。

(あれっ?こういう事態ってスタントマン関連の何かを言っておけばどうにかなるって俺のオタク知識が言っているんだけど?)

(しかしこうなったらもう逃げるしかない!)

俺は荷物を抱えて猛ダッシュした。

「あっ!ちょっと君、待ちなさい!」

「俺は大丈夫なんで!被害届も出さないんで!」

俺はそう言うと猛スピードでその場を離れた。

 あの後、学校までたどり着いたものの結局遅刻してしまった。俺は仕方なく自分の教室に向かった。

 教室の扉を開けるとちょうどホームルーム中で教卓に立っている担任が俺に話しかけて来た。

「おいっ!遅刻するとは何事だ?お前は俺を舐めてるのか?」

そんなふうにキレて来た担任は40代中年の教師で

ギャルが好きすぎてセクハラまがいの質問を繰り返したりギャルだけ優遇したりとやりたい放題、そのくせ男子にはやたらと厳しいというクソ教師だ。

ギャルに向かって歩いていくその姿とふくよかな腹から生徒たちからは"飛んでギャル入る夏のデブ"と呼ばれている。(俺は長いから"デブ"と呼んでいる。)そんなことよりも俺はこの担任に怒られていたのだった。

「いいえ、先生を舐めるようなことはありません。」

「じゃあ何で遅刻した?」

「・・・」

俺が黙っていると教師はニヤリと笑った。

「ほら、答えられないじゃないかこれは少し話をする必要があるな〜廊下に来なさい。」

最悪だこうなったらこの教師はメチャクチャ叱ってる。ただ人の間違いを叱って自分が愉悦に浸るためだけに叱ってくる。本当は嫌だが仕方がないと思ったその時、俺の頭の中に一つの考えが浮かんだ。

(そうだ俺には神様から授かった力があるじゃないか。あの力を使えば何とかなる。)

俺はそんなことを考えながら教師の後をついて廊下に出た。

 廊下で俺は早速力を試してみることにしたが肝心の力の使い方がわからない。

(あのダメ神、説明も無しに放り出してくれたからな。)

よくわからないがこういうのは祈ればいいと相場が決まっている。そうして俺は目を瞑り心の中で祈ってみた。

(ギャルの美少女になれ!)

「さてっ、今日の遅刻はどういうことか説明してもらおうか・・・」

教師がいきなり固まったので俺は困惑していたがすぐに理由がわかった。何と自分の体がいかにもギャルという感じの美少女になっていたのだ。それに、都合よく服装まだ女子生徒用の制服に丈の短いスカートになっている。俺は思わず笑みがこぼれそうになった。今まで男子が叱られている中、見逃されていく女子を見てきた。可愛いからというだけでおまけをもらえる美少女たちを見てきた。俺はそれをみるたびにイライラしていた。どう頑張ってもひっくり返せない生まれ持ったものを感じていた。しかしどうだ?今の俺はそんな特権階級とも言える場所にいる。

(俺の人生はここからイージーモードにしてやる。見せてやるよ。美少女ということをどう活かせばいいのかをずっと考えて来た。そして、たどり着いた"俺の美少女論"を。)

そうと決まれば早速見せてやるか俺の美少女論変態ギャル好き教師の堕としかたを。

「先生ひど〜い私を叱るっていうの〜?」

第一にこういうタイプには甘く少し遅めに伸ばしながらしゃべると効果が強い。

「いっ、いやそう言うわけじゃ・・・それより上代はどこへ?」

もう効果が出て来た。それに、急に消えた俺の存在を気にかけてくれるなら好都合だ。

「え〜上代それって誰〜?そんなやついいから私を見てよ〜」

肩に乗り掛かりながら耳元で甘く囁く。

(コイツって本当にギャル好きの変態なんだなー赤面してるぞwそれに見た目はギャルでも中身は男子生徒ってのが面白すぎだろw)

そろそろトドメと行くか。

「先生、今日の遅刻無かったことにしてくれたら私張り切っちゃうかも?」

教師の目の色が変わった。

(コイツやばすぎるだろw何を張り切るかも言ってねーのにwまぁお望み通りに勉強を張り切っちゃうけどwそれにしても今ならダメ神の気持ちがわかった。これはキモいw)

そんなふうに俺が心の中で笑っていると教師が話しかけて来た。

「今回だけだぞ。」

「ありがとうせ〜んせぃ」

俺はそう言って教室に戻った。教室に戻っている間に美少女化は解けてしまった。体感3分ぐらいが限界のようだ。

 俺が教室に戻ると後ろから話しかけられた。

「おいっ、優どうやってあの担任から逃げたんだ?」

コイツは俺の親友の田中英介たなかえいすけで小学生の頃から親友をやっている。俺はそんな英介の質問に対してこう答えた。

「少し、夢の世界を見せてやっただけだよ。」

そう答えた瞬間、教師が戻って来たので前を向いた瞬間俺は驚愕した。どことはあまり言えないが教師のある部分が大きくなっていたのだ。俺が驚いていると後ろから英介が話しかけて来た。

「おいっ、優お前、夢の世界ってまさか。」

俺はその問いに答えることができなかったし周りからもヒソヒソと俺が何かをしたんじゃないかと疑う声が聞こえる。俺は絶望しながら。

(ふざけんなー!クソ教師ー!)

と、心の中で叫んだのだった。


呼んでくれてありがとうございました。

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