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プロローグ
男は、大きな樹の上に立っている。世界を見渡せるほどの大きな樹だ。眼前には光り輝く、言葉に出来ないほど美しい女性がいる。男は後ろを振り返る。世界を見渡すとあらゆる所で争いが起きているのが分かる。男は、この世界を光景を目に焼き付けるようにじっと見つめ、その後寂しそうに目の前の女性を見る。男は強い眼をしている。女性は悲しそうに
『本当によろしいのですね…』
と呟く。男は
『それで争いがなくなるのなら』
と、強く頷く。女性は
『分かりました』
女性がそう言うやいなや、体から大きな光を放ち始める。男は目を開けていられずに瞼を閉じる。光が落ち着いたのが分かり目を開けるとそこには輝く大剣があった。男は軽く深呼吸をした後、剣を握る。そして、大きく振り下ろした。その瞬間、大地は裂け、海は割れ、世界は崩壊していった。




