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破滅エンドが確定しました。悪役令嬢ですが知ったこっちゃない、逃げる。  作者: 西園寺百合子


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34/50

34 元ヒロインとの再会に、激震。

悪役令嬢 ヴェロニカ・ルージュリス 炎魔法

皇太子  アルト・アズリオン    水魔法

皇太子弟 シエル・アズリオン    風魔法

婚約者  リリアーヌ・マーロウ   雷魔法

ヒロイン ミレイア・ノクス     光魔法

先生   カサンドラ

そんなわけで、神殿である。


結婚は回避できない。

結婚するためには、私は聖女になる必要がある。

そのため、私の中にある炎以外の魔法の力をつけるため、神殿で修行させていただくことになった。


この国には魔法省というところがあるから、本来なら魔法省で修行はするのだけれど。

この国では、光魔法は特殊で、限られた人しか扱えない。

その上、全属性の魔法が使えるというのは異例中の異例。

そんなわけで、神殿で光魔法を教わりつつ、他の魔法も学んでいきましょう、ということになった。


さらに、私には王妃教育の続きも残っている。

やること、盛りだくさん。

…寝たいわ。


リリアーヌ嬢は、私と王妃教育を続けるために、わざわざ時間を調整してくれた。

「私がいないと、寂しいでしょ」と言ったリリアーヌ嬢が可愛くて仕方がない。

最初はどうなることかと思ったけど、今ではカサンドラ先生とともに同志だ。

シエル殿下からも、相変わらず可愛い相談を受けたりして交流は続いている。


神殿につくと、さっそく光魔法について学ぶこととなった。

胸がざわっとした。

なんだか嫌な感じがする。

「では、ヴェロニカ嬢。一緒に光魔法を学ぶ修道女をご紹介します」

神官がそう言って連れてきた人を見て、固まった。


「ミレイアです。以前はこの国で聖女と呼ばれておりましたが…色々ありまして。今は修道女として活躍されています」

そう紹介されたミレイア嬢…もう貴族ではないから、ミレイアと言うべきだろう。

ミレイアが礼をした。

色々…そうね、色々。


セレネイド王国の皇太子に嫁いで、セレネイド王国とルミナリス王国が戦争になって、ルミナリス王国に負けて帰ってきた。

皇太子妃だったミレイアは、皇太子とともに処刑されるはずだったのだけれど、光魔法が使えるということで生かされたと説明を受けていた。


元ヒロインと、元悪役令嬢。

変な感じだ。

「神官様、今日は初日ですし、これから学ぶ場所がどんなところか知っておいたほうがいいと思うのです。よろしければ、私が神殿をご案内したいのですがいかがでしょうか?」

ミレイアが神官にそう言うと「それはいい考えですね」と言って、本日は神殿を案内してもらうことになった。


ところが、神官が去ると、ミレイアの態度は急変する。

「…ったく。あんたも異世界人だったの?だったら、そう言ってよ。あんたのせいで、めちゃくちゃよっ!」

そう言って、ミレイアが私の肩を押す。

余りの変貌ぶりに驚いて声も出なかった。

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