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69話 ミドルマン

河原へと戻り、興奮気味だった気持ちを落ち着ける。

テンションの上がった状態でファイヤボールを撃てば、前のように1発でMP枯渇を起こしぶっ倒れる可能性があるからだ。

ゆっくりと集中し、MPを出来るだけ込めないよう意識しながら。


「ファイヤボール」


おぉ、ファイヤボールを撃っても全然なんともない。

ステータスを開き残りMPを確認するが大して減っている様子はない。

もう1度ステータスウィンドウを開いたまま。


「ファイヤボール」


MP消費は10のようだ。

MPが10しかないのにMPを10も消費するスキルを使えばそりゃ倒れるよね。しかも、今のは抑えて撃って10だから倒れた時はもっと多かったはずだし。


ここで少し調子に乗り。トリーネが先程まで練習していたスキルを真似てみる。


「ファイヤランス」


おぉ、俺も普通に使えるみたいだ。

チャラ神様が自分の事を火を司る神様だって言ってたから、もしかしたら火属性のスキル全部使えるようになってるのかもなぁ。

っても、火属性って最初にファイヤがあって次にファイヤアロー、その次がファイヤボールで次がファイヤランス。その次ってトリーネが使ってるの見た事ないからあるのかも分からないんだよなぁ。


まぁ、スッキリしたからクイックとヒールのスキル上げに戻るかな。



その後は本当にスキル上げと採集をし、ちょうどMPを使いきったタイミングで今日のスキル上げを切り上げ帰途に着いた。


まず冒険者ギルドに寄り買取をお願いする。


「買取をお願いしたいんですけど、今回色々種類があるんですけどどうしたらいいですか?」

「早速、そんなに採ってきたのかい?」

「はい、薬草類もちゃんと採ってきてますけど、今回は石がメインですかね」

「それじゃあ、薬草はこの籠に出しとくれ。石ってのはもしかして宝石かい?」

「はい、原石ですけど」

「そりゃそうだろう。加工された宝石を拾ったなんて言うのは泥棒だけだよ」

「たしかに」

「そっちの方はちょっと物が分からないからね。またで悪いんだけど応接室で待っといとくれ」

「はい。あ、あとこれギルドカードもお願いします」

「あいよ」


応接室で待っていると。


コンコン───。


「はい、どうぞ」

「失礼します」


とナイスミドルな男性が入ってきた。


「初めまして、冒険者ギルドで職員をやっております。ボズと言います」

「初めましてナギトです。よろしくお願いします」

「お噂はかねがね伺っております、最近急激に質の良い薬草類の買取が増えたのはナギトさんから買取らせて頂いた物だとか」

「はぁ」

「私、冒険者ギルドで主に買取査定を担当しておりますので良質の買取が増えたのを喜ばしく思っております」

「あ、はい。こちらこそありがとうございます」

「つきましては今回宝石の採掘をされて来たそうで」

「はい」

「拝見させて頂いても宜しいでしょうか?」

「はい」「アイテムボックス」

「ほぉ、アイテムボックスまでお持ちなのですね」

「あ、はい。えっと、まずこれとか」

「失礼致します「鑑定」なるほど、こちらはトパーズの原石ですね」

「はい」

「詳しく調べてみないと分かりませんが含有量も中々多そうですね。これ以外にもお持ち頂けてるのでしょうか?」

「はい、あといくつかあります」


ボズさんに促されていくつかテーブルの上に並べていく。

瑪瑙とか柘榴石とか読めないからこいつらは保留で。


「なるほど。申し訳ないのですが査定に多少お時間を頂く事になりますが宜しいでしょうか?」

「あ、はい。大丈夫です」

「数日中には査定も終了すると思いますので、それまで少々お待ち下さい」

「はい、分かりました」

「こちらは冒険者ギルドが責任を持ってお預かりさせて頂きます」

「はい、よろしくお願いします」



買取カウンターでナールさんから買取代金とギルドカードを受け取り。


「何か査定だけで数日掛かるらしくて、めちゃくちゃ高く買い取って貰えるんじゃないかと期待してしまいますよ」

「ウチは相場で買い取るだけだからね。あんまり期待しすぎない方がいいかもしれないよ?」

「捕らぬ狸の皮算用って言いますもんね」

「まぁ、こっちでは言わないけどね。はっはっは」

「そうでした・・・」

「素材の買取金額も冒険者ギルドへの貢献度として累計されるからね。高ければギルドランクがあっさり上がるかもしれないよ?」

「それを捕らぬ狸の~って言うんですよ」

「知ってるよ。欲ボケになってないか試してただけだからね」

「・・・なるほど」

「まぁ、あんまり期待せずに待ってな」

「はい」


「話は変わるんですけど。マジシャンの火属性スキルでファイヤランス?の次ってあります?」

「ファイヤランスの次はバーニングフィールドだね」

「その後もあります?」

「その次がファイヤストームで、最後がファイヤバードだね」

「なるほど、ありがとうございます」

「ちょいとお待ち」

「はい?」

「加護のおかげで使えるのかもしれないけどね」

「はい」

「ファイヤストームとファイヤバードはやめときな」

「なんでですか?」

「前提条件がちょいと特殊だからね、たぶん発動しないと思うんだけどね」

「はい」

「もし加護のせいで無理矢理発動させちまった時、どうなるか分からないからやめときな」

「それは確かに怖いですね」

「バーニングフィールドは試してもいいけど、広範囲に効果があるスキルだから気をつけて使うんだよ?」

「はい、分かりました」



ファイヤストームってたぶん神狼なんとかってデカ狼が使ってたやつの火属性版だと思うけど、たしかにあれを自分が使えるって考えると怖い。

でも、バーニングフィールドって名前も格好良いし明日また河原に行って試したいなぁ。明日は1人で。と思いながら冒険者ギルドを後にした。




ボズさんは激渋のおじ様なイメージなんですが上手く書けずにへこんでおります(´・ω・`)

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