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67話 うしろだ

「しばらくはスキル上げに専念するよ」

「そうね。その方が良いと思うわ」


ダンジョンに興味が無い訳ではない。怖いのもあるがナールさんとメディン婆さんから言われたように今は地道にやれる事から積み上げていくべきだと判断したのだ。


「あ、それと。スキル上げでMPが足りないんだけどもうちょっと知力に振っても大丈夫かな?」

「今30よね?」

「うん」

「今って体力20に知力30に敏捷10でしょ?」

「うん」

「って事は57ステータスポイントを振ってるのよ」

「うん」

「レベルが上がるごとにステータスポイントが3増えるから今はレベル19のステータスと同等なの」

「うん」

「レベル19ならギルドランクで言えばDは確実、Cでも全然おかしくないレベルよ?」

「うん」

「これ以上振ると他職からはバレなくてもアシストからはバレるわね。支援なら確実に」

「なるほど。レベルだけ高くてスキルレベルが低くてギルドランクも低いとなると悪目立ちする可能性があるって事か」

「うん。まぁ、採集ばっかりで人と組まなければバレようがないけどね」

「でも、組んだ時に怪しまれる可能性がある。と」

「うん」

「まずは自力を上げる事と地盤を固める事が先決かぁ」

「そうじゃの。だが、それよりも冷める前に食べる事が先決じゃと思うがの」

「あ、すいません」



何か毎度このパターンな気もするが、食事を済ませ部屋に戻りひたすらヒールの練習を重ねる。

努力の甲斐あってか寝る前にはヒールのスキルレベルが4に上がっていた。



翌朝、店の開店準備を済ませるとメディン婆さんから暇を出されてしまった。

オセロは完全に商業ギルドに任せる段階に入り、将棋は試作品が出来上がるまでする事もなく店の方も俺が居て役に立った事も無いのでしばらくはスキル上げに専念していいとの事だ。

トリーネはトリーネで俺に感化されたらしく自分もスキル上げをするからしばらく俺に用は無いらしい。

うん、寂しい。


という訳で、今日は1日スキル上げと採集に当てる事にしたので。

まず南門付近まで足を伸ばし昼ごはんの確保だ。昨日の今日でそこまで期待もしていないので適当にスープとパンと串焼きを購入しアイテムボックスに収納する。

スープも熱々で串焼きも焼きたてなのでアイテムボックスの時間停止もしくは時間遅延機能があるのかもこれで判明するだろう。


まずは自分にクイックを掛け直しラウエルの森を目指しながらもヒールを掛けて行く。

着いた頃にはMPもかなり減っていたのでそこからは採集をする。

まずは今まで通りに薬草や毒消し草をメインに採集をし、腰が疲れたら座ってヒールとクイックのスキル上げをしながら休憩する。

MPが減ってきたので次は河原での採集を行う。

川の中に入ってまで探す気はないので河原に落ちている石に適当に鑑定を掛けていく。

最初しばらくは「石」としてしか出ず、やはりただの河原に価値のある鉱石だったりはそうそう転がってないかと思ったが。


「鑑定」「トパーズ」「かんt・・・うおっ」


見つかっちゃいましたよ・・・。

見た目ただの石だから中に入ってるのかどうなってるのか分からないけどトパーズって宝石ですよ。

これもしかして一攫千金なんじゃ?と張り切り鑑定を続けていく。


「鑑定」「瑪瑙」


何か出たけど、これ何て読むんだろ・・・うま・・・うま・・・ば・・・。まぁ、分からないけど名前があるって事は売れるんだろう。


その後も石英や水晶などを採集する事が出来、休憩がてらクイックを自分に掛けながら。


「もしかして冒険者にならなくても採集だけで余裕で食っていけるんじゃないかな」

「それもいいんじゃない?」


不意に後ろから返答がありビクっとなって振り返るとそこにはトリーネが居た。


「トリーネこんな所でどうしたの?」

「1人でスキル上げするのに飽きたから様子を見に来たのよ」

「そうなんだ」

「そんなに良い物が採集できたの?」

「うん、トパーズとか水晶も採れたよ」

「へ~、こんな所にそんなのがあるのね」

「まぁ、いくらになるか分からないけどね」


リサから教わってはいるのだがかなりの量を一気に説明されたのでほとんど覚えられていなかった。


「それで冒険者は諦めるの?」

「いや、諦めないよ。ヒールも4に上がったし」

「頑張ってるみたいね」

「うん、今はヒールよりクイックを優先して上げようかと思ってるけどね」

「たしかに、それだけ頑張ってたらMPが足りなくて知力上げたくなる気持ちも分かるわ」

「でしょ?」

「目立ちたかったら上げてもいいのよ?」

「う・・そう言われると上げれないな・・・」

「まずはスキル上げを頑張りましょ。お互いに」

「そうだね」


そこからはトリーネは川に向かってスキルを放ち、俺は人にスキルを掛ける練習と射程距離を掴む練習を兼ねてトリーネにクイックを掛け続けた。

採集とスキル上げを交互に行い小腹が空きだした頃にはクイックのスキルレベルは2に上がっていた。




瑪瑙=メノウです٩( ᐛ )و


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[一言] メノウ読めん・・・
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