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41話 キザイアの受難

復帰させるつもり無かったキャラなのにサブタイトルにまでなってしまいました( ´ー`)

応接室でリサさんから講習を受ける。受けているんだが。

キザイアさんすいませんでした。

リサさんの説明を大雑把に細かい部分を全部端折った上でやるとさっきみたいな感じでした。

まぁ、でも流石にさっきのは無しだと思うから仕方ない。こってり絞られてください。


細かい部分で言うとナックルを使用する理由としてアシストの攻撃スキルはめちゃくちゃ射程が短いらしく直接触れるぐらいでないと届かないのが理由らしい。

あと、間合いであったりタイミングだったりの細かい部分はリサさんには分からないそうで前衛と後衛とでは同じアシストでも全く違うという事を実感した。


そんな感じでアシストの職業訓練を終え、応接室から出るとシフさんが扉の外で待っていて。


「サカグチ様。今回はギルド側の不手際によりご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした」

「いやいや、リサさんから説明を受けて大体分かったんで問題無いですよ」

「それでも返金だけはさせて頂きたいので受付カウンターまでお越し頂けませんか」

「いや、大丈夫です。キザイアさんとはお互いの早合点と言うか行き違いがあっただけだと思うのでちゃんと今回の報酬を払ってあげてくださいね」


じゃないと、またぶっ飛ばされかねない。


「分かりました。キザイア様も反省されてまして改めて謝罪をしたいと仰ってましたので近い内にギルドが場を設けますので」

「いやいやいや、そこまでして貰わなくて全然大丈夫ですよ。これからはお互い冒険者同士ですから冒険者仲間として接して貰うって感じでお伝えください。全然気にしてないので」


今日会った時もまだ根に持ってたし、これ以上事を荒げないでください・・・。


「分かりました。キザイア様にはちゃんと報酬をお支払いさせて頂きます」

「はい、お願いします」

「ただ、今回の事でご迷惑をお掛けしましたのでアクロバットの職業訓練を受ける際は無料で行わせて頂きますね」

「何か逆に申し訳なくなっちゃうんですけど」

「いえ、これ以上の譲歩は受け付けられません」

「はい、それじゃあご厚意に甘えさせていただきます」

「はい」


「ナギトさん器がデカいねー。優しいし。やっぱり支援向きじゃないかなー」

「リサさんはそうやってすぐ引きこもうとする」

「でも、向いてると思うのは本当だよ」

「前向きに・・・考えておきます」


まぁ、でも実際支援はアリだと思う。痛いの嫌だからなぁ、前衛はちょっと厳しいかもしれない。

ってなると、マジシャンか支援アシストかアクロバットなんだけど、とりあえずはアクロバットの職業訓練を受けてからだな。


「サカグチ様。アクロバットの職業訓練なんですが今回の様な事が無いようギルド職員に講師を務めさせますので希望日の前日までに仰って頂ければ準備いたします」

「えっと、じゃあ明日でもいいですか?」

「はい。明日の午後からになさいますか?」

「えっと、そうですね。はい。あ、明日は今日よりもちょっと遅くなるかもしれません」

「はい。かしこまりました。キザイア様とお話がまだございますので私はこれで失礼させて頂きます」

「はい・・・ありがとうございました」


シフさん程々に。そして、キザイアさん頑張れ。と俺は心の中で言う事しか出来なかった。


「リサさんもありがとうございました」

「いーえー。アシストに転職してからまた講師に指名してくれればもっと細かく教えてあげれるんで期待して待ってますね」

「う・・前向きに・・・その時はよろしくお願いします」

「それでは私も失礼します」

「はい、ありがとうございました」


冒険者ギルドを出て、またラウエルの森で2時間程採集と生活魔法の練習をし帰途につく。

冒険者ギルドで買取はして貰ってない。ちらっと覗いたらそこそこ混んでたのとキザイアさんらしき人の後ろ姿が見えたから。

別に明日も行くからそこまで急ぐ必要もないし、明日ならキザイアさんと鉢合わせ無いだろうし。


ミルフェイユの前に着くと、中からフィリップさんが出てきた。


「あれ?どうしたんですか?」

「ん?あぁ、親方から頼まれてメディン婆さんに話があったんですよ」

「あぁ、なるほど」

「それにしても、あのオセロってのは面白いですね」

「あぁ、やったんですね」

「はい、今日はもう皆仕事そっちのけでやってますよ」

「そんなにですか」

「いやぁ、凄い物を考えましたね。あれはきっと売れると思いますよ」

「いや、まぁ。はい」


俺が考えた訳じゃないけど、説明するもの面倒くさいしいいか。


「他にもいくつか考えついたのがあるらしいじゃないですか」

「まぁ、はい」

「商品化する時は是非ウチの工房でお願いしますね」

「まぁ、そこらへんは全部メディンさんに任せてるんで」

「そうですか。メディン婆さん手強いからなぁ」

「ははは。やっぱそうですか」

「ですねぇ。あ、あまり遅いと親方にどやされるんで」

「引き止めてすいませんでした」

「いえいえ、また工房にいらしてくださいね」

「はい、是非行かせて貰います」

「楽しみにしてます、では」



フィリップさんと別れ、手強いメディン婆さんの待つミルフェイユの扉を開いた。



これでもう出てこないはず。たぶん、きっと、だといいな( ´ー`)


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