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12話 ナギ散歩

お散歩回です。

金の稲穂亭を出、ものの5分ほどで目的の雑貨屋さんへと着いたが開店は当然まだのようで。

このまま散策を続けてもいいのだが迷子になるのも馬鹿らしいと思い冒険者ギルドを目指すことにした。

そして、そのままの足で北門へと向かおうと。金の稲穂亭から見て右に大通りを真っ直ぐ城壁まで進むとあるのが北門。昨日、俺が入ってきた門だ。そんな昨日辿った道を逆行するルートで立地関係を再確認する散歩プランを立てていると冒険者ギルドへと着いた。そして、そのプランはこの時点で綻びを見せる。

冒険者ギルドは既に営業を開始していた。


扉の外から覗き込むと、鎧に身を包み背中に大剣を背負っていたり、腰から剣を下げていたり、ローブに杖を持った魔法使いのイメージそのままの人などコスプレ会場かと思えるほどの異世界が広がっていた。すると後ろから声を掛けられる。


「入り口塞いで邪魔なバカが居ると思ったら。お前、昨日のガキか」


ビクっとなり振り返ると昨日俺をぶっ飛ばした冒険者がこちらを睨みつけていた。


「お前のせいで俺は・・・いや、まぁ、あれだ。悪かったな」

「へ?」

「なんだ、なんつーか、喧嘩両成敗って事で水に流そうや」

「あ、はい。いや、俺も調子に乗ってたんですいませんでした」

「まぁ、なんだ。これからはお互い気をつけようや」

「あ、はい。そうですね」


と言い終えるとこちらの言葉も聞かずに冒険者ギルドの中へと入って行った。


中に入り辺りを見回すと依頼ボードの前で相談をしているパーティらしき集団や受付カウンターに並んでいる人達、そして数名はこの時間から既に酒盛りを始めていたり中々の賑わいを見せていた。


シフさんも昨日買い取りをして貰ったおばちゃんもまだ出勤していないのか見当たらず、手持ち無沙汰に依頼ボードを眺めると「討伐依頼 アイバットx5 報酬 銅貨2枚」や「討伐依頼 ラーウルフx5 報酬 銅貨6枚」などがある。

スライムとかゴブリンじゃないのか。などと思っていると依頼ボードの端に薬草や毒消しの採取依頼もあったので受けようかと思ったが登録証をまだ受け取っていなかった事を思い出しその場を離れた。

並んででもカードを受け取るべきか、当初の予定通り散歩に戻るか思案し、結局散歩に戻る事にし冒険者ギルドを後にした。


北門を目指しながら、あのおっさんにぶっ飛ばされたけど実はLv.342って弱いのかな?それともあのおっさんがめちゃくちゃ強いのか。悩みはするが答えの出ないまま北門へと到着する。


「お前、昨日の今日でもう街から出ていくのか?」


と、昨日の守衛さんに声を掛けられる。


「やっぱり悪さして逃げ出すつもりなんだろ」

「いやいやいや、何もしてないですよ」

「冗談だよ、冗談。こんな朝早くからどうした?」

「ちょっと散歩がてらぷらぷらと」

「そうだ、冒険者ギルドへは無事行けたか?」

「はい。昨日、申請して今日登録証を貰えるみたいです」

「ふーん。お前今から採取なり討伐に向かうつもりか?」

「あ、いえ。そこまでは考えてなかったんですけど、ぷらぷらとしてただけで」

「ちょっと待ってろ」

「え?あ、はい」


と言うと門のすぐ横に建っている家に入って行き、ものの数分で戻ってきたがその手には剣が握られていた。


「ほれ、これ貸してやるよ。何も無いよりはマシだろ」

「あ、ありがとうございます。あ、でもこれ木刀なんですね」

「ボクトウ?木剣だな」

「あ、なるほど」

「それ貸してやるからこっから見える範囲でも探索してこいよ。見える範囲なら早々モンスターも出ないからな」

「はい、ありがとうございます。んじゃちょっと行ってきますね」

「おう、気をつけてな。んで、ちゃんと返せよ」

「はーい」


門を出て見回すも道の先に森が薄っすらと見えるぐらいでそれ以外は草原が広がるばかりで何もない。

生えている草に鑑定を掛けるも使いみちの無いものばかりだ。街から徒歩2分で薬草なり毒消し草がわんさか生えていたら価値もないか。と気づく。


貸して貰った木剣で素振りなどをしながら歩きまわっていると。


ゴーン───。


鐘の音が聞こえてきた。あれ?1回だ。さっきは2回だった気がするけど時間によって違うのかな?異世界だし元の世界とは違う法則で鳴ってるんだろうと納得する。

そして素振りを再開するがしばらくすると完全に息も上がり天を仰ぎながら街への帰路へついた。


正直、書くのがだいぶ楽しくなってきました。

読んでくれてる人が居なかったとしてもまだまだ続きます٩( ᐛ )و

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