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知りあい

「むぅ〜、何でセリナだけ〜、私が一生懸命探してる時に〜、セリナだけ〜美味しい物食べてるの〜?」

少し涙目になりながら、頬を膨らませて怒る。

「ごめん、でも仕方なかったし」

謝ったがハナはそっぽ向いてしまう。

どうやらこれは謝っても駄目みたい。

「むぅ〜、セリナだけ〜、ずるい〜私も行きたかったの〜!」

駄々をこねるハナを見て、私は可愛いと思ってしまう。

「じゃ、じゃあさココを見つけたら行こ?食事街…ね?それで良いでしょ」

ハナをなだめる様に頭を撫でながら話す。


「う、うん〜、それで良いよ〜」

良かった…少し元気になったハナは探しに行こうと手を引っ張ってくる。

そういえばハナ達何も食べて無いんだっけ?

ちょっと悪い事したかも…

「ちょっと待って、まずはクローシュを何とかしないと」

「あ〜、忘れてた〜」

クローシュの事を速攻忘れるとは流石ハナだ。

「忘れるってすごいなぁ、私もそんな感じでいろんな嫌な事忘れたいよ」

最近…と言うかずっとおかしな事が合ったので愚痴が漏れてしまう。

「セリナ〜、嫌な事でも合ったの〜?」

ハナが心配そうにこっちを見る。

「ううん、ちょっとした冗談だよ」

流石にこれ以上ハナを心配させる訳にはいかないので、誤魔化す。

「そ、そうなの〜?なら良かった〜」

私の手を握って、嬉しそうにするハナを見てやっぱり天使だなぁと思ってしまう。


あれ?前もこんな事あった気がする。

誰かに助けてもらって…

そんな事を言われたような…

あれ?誰だっけ?何か思い出せそうだけど、分からない。

「ん〜?セリナ〜、どうしたの〜?」

「っ!え、あっ、何でも無い…よ」

ハナに突然呼ばれたのでびっくりして、余計心配かけたかも。

「ほんとに〜?なら早く行こ〜」

私は手を引っ張られる。

「う、うん、そうだね」

そう言って私達はクローシュが居るベンチに行く。

「お?やっと帰ってきたか、ココはどうしたんだ?」

クローシュは私を見るなりすぐに質問してきた。

「ココは居なかったよ、多分別の所に居ると思う」

「セリナ〜?ほんとに大丈夫〜?」

何故かハナに心配される、何でだろ?

「大丈夫だよ、何でそんな事聞いてくるの?」

「ふふん〜、何となく!」

自慢げに言うハナを見て、笑ってしまう。

「何だお前ら、ずいぶん仲いいな」

クローシュとさっき話してた人が話しかけてくる。

と言うか、サンドイッチ屋のおじさんじゃん。

緊張して損したかも。

「あれ?シュールドさん、何でここに?」

「あ〜、お前が心配でな」

「なっ、ななな何言って」

思わず顔が真っ赤になる。

「はっはっは!流石に冗談だ、商売でこっちに来たんだ、それより顔が真っ赤だぞ?これなら茹でだことして売っても意外といけるんじゃねぇか?」

私はシュールドを睨みつけてから、そっぽ向く。

「もう知らないから、もう買ってあげないし」

「おいおい、流石に冗談だって、一人お得意様が居なくなるだけで俺の安定した暮らしが出来なくなるだろ、だから許してくれって、今のは悪かった」

頭を下げてくるシュールドを見て、ハナとクローシュが驚く。

中々面白い事になってる。

「じゃ、じゃあ、こっちも冗談だよ、流石にサンドイッチ食べられなくなるのは嫌だし」

「はぁ〜、良かった、嬢ちゃんに嫌われたと思ったぞ」

からかわれただけで嫌う、何て事流石に無いでしょ。

「お前ら知り合いだったんだ…」

クローシュが驚いた顔で話してくる。

「え?まぁ、一応だけどね」

「おいおい、そりゃねぇぜ、俺達は大親友じゃねえか」

あれ?私いつこの人と大親友になったんだろ?




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