破壊活動
破壊活動
ショベルカーの運転席に座る着崩した燕尾服を着る昴は、採石場で破壊した建機の数々を積み上げ眠そうに欠伸を噛み殺していた。
「ファーッ、ウンっと。どうしてこう大手は無駄に数あるのかなっ!」
昴の特技によって自在に動くショベルカーは持っている性能以上の動きを見せ、左右から迫るブルドーザーをバックして躱しバケットの一撃でエンジン部を破壊し行動不能にする。
「ハンドルのあるものであたしに挑んでくるなんて無謀もいいとこだよっ。」
ショベルカーの運転席から飛び出すと、もう一台のブルドーザーに飛び移り運転席に乗っていた瞳の赤い男を殴り飛ばし座席につく。
「ここからはこっちの方がいいか。」
ブルドーザーはけたたましいエンジン音を吐き出しながら、Uターンし前方から迫るトラックを薙ぎ払いながら進んでいく。
「なんかこうしつこいなっ!もしかして足止めされてるか?」
ブルドーザーを運転しながら周囲を見渡し止めてあったバイクを見つけ、飛び降り跨ると昴の特技によりエンジンが掛かる。
「なんかやな感じだから一旦退散させてもらうよっ!」
しつこく追ってくる建設会社の作業員達を無視するように走り抜けていき、嫌な予感を感じた昴はいつでも動けるよう態勢を整えるため特局に戻っていくのであった。
巨大な建造物の中で、レザーの上下に身を包んだ慎介は誘われていると知りながらも奥へ奥へと進んできていた。
「清掃工場か、何が狙いだ?とは言ってもこれだけのスターダストをばら撒いて、情報によるとこれだけの人数を操るとなると、並じゃないか。」
周囲の人の気配を探りながら進むが、進むごとに人の気配はなくなり慎介は自身に組み込まれているレーダーを見ると、先程まで遠巻きに囲んでいたはずの人影も見られない。そして見える範囲だけでも数カ所に爆発物が仕掛けられている事に慎介は気付いた。
(これは深入りしすぎたな。狙いは俺だろうが、ここまでする相手か。)
清掃工場のあらゆる柱に巧妙に爆発物が隠され、一斉に起爆すると建物の自重で崩壊が起こりだす。
崩れてくる天井を見ながら慎介はガードを固め、相手の狙いに気付く。
(やられる事はないが脱出は手間だな、狙いは0班の足止めか。大手の建設会社を狙ったって事は何かがあるな。)
慎介は全員の情報端末を通じて指示を出し、大量の瓦礫に埋もれていくのであった。
とりあえずあまり見直しもせず更新です。最終話までにあと三個か四個程事件起こせたらいいなー。




