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特技の使い方 〜吸えない煙草〜  作者: cozy
吸えない煙草 第四章 0班
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経緯

経緯


「・・・全ては何事もなく四名の命が失われた以外は元通りというわけです。ご清聴ありがとうございました。」


黒山は流暢に言葉を繋ぎ、ここまでの経緯をなぜか勇司に話し聞かせていた。


「非常に胸糞悪いお話です事。今のを聞かされてどうしろと?」


「特に。ただ話を聞いて頂きたかっただけですので、ここからはお好きにどうぞ。逃げるなり、捕まえるなり。」


黒山は余裕のある態度を崩さず、勇司はポケットな中の煙草入れを握り締めるが、一つ一番肝心な疑問を質問してみる。


「ここまで何をしたのかはわかったよ。なんでこんな事をしたんだ?」


質問を聞き、黒山は顔に笑顔を貼り付けたまま少しの間本気で考え込んでいた。


「それは難しい質問ですね。最初はそこでナイフを生やしている社長の指示でしたが、少々煩いので寝て頂きましたし今となっては理由もありません。確かに特技の変更を行って自由に得られるならば、それもいいかも知れません。ですがどちらかというと特技などないほうが、私的には好ましい環境ですね。薬を飲ませ限界以上の特技を三人に使わせ、確かに変革記念日のあの光景を見る事はできましたが、結局は元通りというわけです。」


「特技は必要ないってのは同感だけどな、やり方に問題ありすぎだろ。逃げたい気持ちは山々だけど、一応止めさせて貰うぞ。その内援軍も到着するだろ、あの人達を止めるのは難しいからな。」


何かを確認するように黒山は携帯を取り出し連絡を取ると、頷きすぐに携帯の電源を落とすと床に落とし、踏みつけ破壊する。


「あなたの仰る通りですね、確かに0班は止められそうにない。ですのでまた地下に潜らせていただきます。私の特技であれば、またつまらない程簡単に活動資金ぐらいはどうにでもなりますので。」


「そう言わずに。88万でも時間稼ぎくらいは出来るってとこ見せて金額上げて貰わないと、差がありすぎて寂しいだろ。」


勇司は銀色に輝く煙草を取り出すと、火をつけ煙を吸い込み手元に吐き出した。


【真銀煙・喧嘩煙管】


50センチを超える銀色に輝く太い煙管が手元に現れると、手の平でクルクルと回し掴み黒山に突き付けようとする。しかし思い立ったように後ろに体を回し、ドアノブに煙管を叩きつけ破壊すると、この部屋一つの出入り口を封鎖し改めて黒山に煙管を突き付けた。


「さてはて、次もしこんな事あるならせめて三桁にのせてくれよ。」


「ここで命を落とさなければ考えておきましょう。あなたには一度やられていますので、敢えてその値段をつけさせていただきました。私のために。あなたは無事リクエストに応えてくれましたよ。」


「それは怖いな。だけどこっちも少しばかりムカついてるんだ、多少頑張らせて貰うぞ。」


笑顔を貼り付けたような表情の黒山に対し、勇司はぎこちない笑みを浮かべながら火皿に持っていた火のついた真銀煙を入れ、煙管を咥えると真銀煙の煙草はバラバラになりながら火皿に吸い込まれていく。


一口吸い込むと、思わず表情を曇らせながら咳き込むが対抗心を見せるようになんとか笑顔を作り続けていた。


「辛そうですね。楽にして差し上げましょう。」


「ゴフッ、ケフッ・・・ンッ。ばっちこい・・・。」


そして二人は向かい合いながら戦闘に入っていくのであった。




予定よりかなり更新が遅れてしまいました。

気合不足です。


それにしてもあと一話で締める事出来るのか?

謎なまま書き連ねて行きます。


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