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0065 思い出の湖

たえまなく流れ去った

君との思い出は

今は大きな湖をなした

清くどこまでも透明な

湖をなした

ただ二人きりで

ひたれる湖


渇きをいやそうと

いくらこの手で汲んでみても

けして減ることのない

この湖のほとり


君と初めて出会ったとき

その時の思い出は

この湖のなか もう

この手では捕まえられない


だけれど失われてはいない

一滴(ひとしずく)の水となって

この湖のどこかに漂っている

今は区別のできない(いにしえ)の思い出が

全て一つとなって この

湖を作り上げたのだ


03-2.1-2.1


----

オリジナルは最初の湖が泉

2.1はかなり初期。3冊目らしい。

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