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0383 月見えぬ夜 / 私は……
月見えぬ夜
猫のわななき
心閉じ込める
薄暗き部屋
ともしびもなく
窓から漏れ入る
かすかな光
そもひときわ暗き夜
なぜ外を
眺めはせぬか
なぜ窓を開けぬのか
夜風を心に
あびるために
その壁を叩いてみるがいい
なんと厚いことよ
外界と全てを
断ち切るために
漏れ入るのは
窓越しの光
ただ一つの扉も
永遠に閉められたまま
開くことはない
04-5.3-6.20
※※※※
真実を見つめられない
この眼、この心
人生の全てを
あなたに託す私
あなたの浮かべる
笑みの中に
いつも変わらぬ
笑みの中に
さげすみを感じ
自ら恥じる私
それが人の性
裏切が真実
そうしないのは
あなただけ
あなたは
夢、心の内に
住んでいる
あなたは
無限に貴く
無限に優しく
眺める事しか
できない私
04-5.3-6.24
それは隔絶。主テーマは部屋の方。
後半。あなたは「神」のようなものですから。それにすがるような自分は恥じずにはいられないと。




