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29/1484

0029 守りたいのに / 囚われて

そう、それが

僕にとっては

とても悲しい


誰か見も知らぬ人が

君の名を口にし

余りに無造作に

君を扱い


ああなぜ君は

僕一人のものに

なってはくれない

全ての人の冷たい目から

君を守ってあげるのに

誰の口からも

誰の手からも

誰の心からも

守ってあげるのに


それをする力がないのが

僕にはとても悲しい

僕には指をくわえているしか

―本当に

 他に何も

できやしない

僕にはそれが

身を切られるように辛い


16-6.29-7.13


※※※※


我が心捕らえしなれ

我が心捧げしなれ

なれゆえに我はあり

なれの呼ぶ声に

我は抗うを得ず

さながら燈による

虫の様に


我はなれのもとから

逃げることもそして

飛び去ることもできはせず

なれそれを望むにあらざれば


なれの目の内に

我が喜びはあり

なれの心の内に

我が心はあり

ああそはすべて恋ゆえに

我なれに抗うを得ず

なれの美しさに抗うを得ず


16-6.29-7.29

あなたや君はあっても、さすがになれはまず出てこない。汝と書いちゃうとちょっと違う気がする

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