23話:きっとあなたは戻って来るだろう
「あはは~、昨日のアレは面白かったね~。ボクまた見たいな~。」
「もう御免だっつーの。ヘラヘラしてないで助けてくれても良かったんだぜ?」
「あはは~、冗談~。ボクがそんな勿体ない事する訳ないじゃ~ん~。もっと酷くなっても良かったんだよ~?」
駄目だコイツは。
リタにそんな事言うだけ無駄か。
それに、リタだってアンドニにこれ以上目を付けられたくないだろう。
まぁ、僕が言ったのは冗談だ。冗談。
翌日、僕達はまた冒険に出ていた。
今日はセリスとイムに加え、リタが居る。
リタはアンドニのもとから、上手く脱出してきたようだ。
どうアンドニを言いくるめたのか知らんが、僕のパーティーには不足している特技を持った奴なので、助かっている。
例に漏れず、リタもアンドニが嫌いだ。
まぁアンドニを好きな奴なんて小判鮫先輩くらいだろう。
前に、結構イケメンだけど嫌いなのか?と聞いた事があるが、
「顔が良いとかそれ以前の問題じゃ~ん。本気で言ってるの~?」
って言われた。
嫌われたものだな、アンドニ君。
何か変な事したのか?
「・・・・・・そぉい。」
「うん~。上手だね~イムちゃん~。」
今はいつもの草原で二人のブーメランの練習をしている。
万能なリタ君はここでも大活躍で、二人のブーメランの先生をしてもらっている。
イムは意外にもブーメランを使いこなしていた。
いやまぁ、完成された組み合わせとか自分で言うてましたけど。
本当に使えるとは思わなかったよ。
これなら実戦でも使えるだろう。
片や、天使様の方は、
「リタさん!私はどうですか!?」
「うん~・・・ボクはね~、セリスさんのハルバードを操っている姿が~格好いいと思うよ~。」
流石リタ君。気の利いた事が言えるイイ男の娘である。
たが、セリスは落ち込んでしまったが。もう諦めろセリス。君は悲劇的にセンスが無い。
諦めの悪いセリスは今度はイムに教えを乞う。
そんなにブーメランを使いたいだろうか?
僕としてはセリスにはハルバードで戦っていて欲しいが。
まぁ、一生懸命努力しているのに、それを邪魔するのもな。しばらくやらせておけばいいや。
リタがフリーになったので、聞きたい事を聞いておこう。
「リタ、昨日はどうだった?」
「ん~?昨日のアンドニ達がフラれた後の事~?ぷぷぷ~ww聞いてよ~、あの後二人ね~・・・。」
あの後?
あの後、続きがあるのか?
・・・悪いが、心の底からどうでもいい。
「それはどうでもいい。6人パーティーで冒険に行ったんだろ?どうだったんだ?」
「あ~それね~。別にどうもしないよ~?何で~?・・・あ~!リョウは居なかったね~。ごめんね~wwうぷぷ~wwww」
・・・・・・。
僕はリタの事を友達だと・・・いや親友だと思っていたんだがな。
どうやら違うようだな。
「も~、そんな拗ねないでよ~。ほとんど冗談だよ~。」
「全部って言えやっ!」
「も~、細かいなぁ~。今日は抜けて来てあげたじゃ~ん。嬉しかったでしょ~?」
そう嬉しかったぞ。
お礼として、今すぐ片方書いた婚姻届を渡したいくらいだ。
は?男?むしろええやんけ。
「そりゃ嬉しいよ。でも、僕達の為って訳ではないだろ?」
「あはは~、手厳しいね~。リョウ達の為に抜けて来た事にしてくれればいいのに~。」
「まぁどっちでもいいが、本当に感謝してるよ。ありがとうな、リタ。」
「うんうん~、素直でよろしい~。リョウのそういう所が好きだよ~。」
リタが居れば今日は森の方も行けそうだな。
怪力ベアーが居たら、先に見つけてもらって避ければいいんだし。
「えっとね~、昨日はね~、結構この森の深くまで行ったんだよね~。それこそオシリ山近くまで行ったかな~。」
「ほ~・・・アンドニ達ってそんなに強いのか?リタから見てどうなんだ?」
「ま~強いね~。戦闘技術も戦術も凄いと思うよ~。自慢ばっかりしてるだけはあるよね~。冒険者ギルドで引く手数多だって言ってるのも~、あながち嘘じゃないかもね~。」
そうなんだ・・・。
なんかムカつくな。
くそっ、せめて将来ハゲろ!
「モル姉は~・・・ん~普通かなぁ~?派手な活躍はしないけど~、居ないと困るかな~。」
それって結構重要じゃね?
モルガンさんって結構やるんだな。
あの人クラス何だっけ?商人だったよな。商人でよくやるよ。
「あの・・・小判鮫先輩はどうなんだ?」
「誰~?・・・あ~あの人~?あの人は~・・・まぁ口だけかな~。弱くは無いはずなんだけど~、戦いになると〜絶対に敵の攻撃の届かない場所まで行っちゃうよね~。まぁでも働いてない訳じゃないよ〜。」
流石だな。キャラクター通りじゃん。
それでも経験値はしっかり貰えるんだろうな。
ただの寄生プレイやんけ。
「ふ~ん。なら、森での狩りは余裕だった訳か。」
「ん~、どうだろうね~?確かに昨日は何も無かったけどね~。」
ほー、何かあると?
まぁ何も無いならパーティーを抜けてくる必要もないわな。
「リョウも勿論知ってるけど~、アンドニって常に自信たっぷりなんだよね~。過剰な程ね~。」
そうだな、よく知ってるよ。
それだけ自分が好きなんだろ?大事な事だと思うし、いい事だと思うよ?
あっちの世界での僕は、何やったって上手くいかねぇ自分が大嫌いだったからね。羨ましいくらいだよ。
まぁ、関わり合いたくはないけどな。
「だからドンドン奥に行っちゃうんだよね~。周りの人は段々と付いていけなくなるし~、自分もミスが多くなったりしてるのにね~。おかげで昨日は~、山の魔物にも出会ったよ~。首刈りウサギとアラクネだね~。」
おいおい。そのウサギ大丈夫か?
首刈りウサギはその名の通り、愛くるしい見た目に反して、鋭い前歯で相手の喉笛を喰らいつくのを得意とする、嫌らしくも恐ろしい有名なウサギだそうだ。
コイツに比べたら草原のホーンラビットなんて可愛いもんだ。
勿論、首に噛み付かれたら即効で死ねるので、オシリ山に近づく際にはしっかり対策を立てる必要があるんだとさ。
やっぱどこのウサギも首を狙ってくるんだな。
是非、会いたくない。
アラクネは上半身が女の人、下半身が蜘蛛という、僕の魔物ハーレム候補・・・と思っている魔物だ。
実際に見た事はないが・・・可愛いのだろうか?
ハーピーがあれだったしなぁ・・・期待できるのだろうか?
いやでも!ハーピークイーンめっちゃ美人だったしなぁ、後あのレア種のハーピーも。
探せばいる筈だ。美人なアラクネも。
でもね。こんな言葉があるんですよ。
ハーピーさんにも、アラクネさんにもパイパイはある!
この、あるエロい仙人のありがたいお言葉を忘れてはならない(戒め)
まぁイムって例もあるし、人型に縛られる必要は無いのかも知れないが。
狙った魔物が仲間になるって能力でもなさそうだしなぁ。
僕のハーレムへの想いの強さで何とかならんだろうか?
ハーピーちゃん・・・アラクネちゃん・・・いや、まずは狐っ娘だ。のじゃロリ狐っ娘。
「おいおい、山のモンスターって・・・大丈夫だったのか?」
「ま~山に入った訳じゃないからね~。どっちもはぐれ魔物だよ~。一匹だけだったし~、問題無かったよ~。首刈りウサギの得意技はちょっと見てみたかったけどね~wwアンドニがくらったら面白かったのにね~ww」
・・・本当に何かしたのかアンドニ君?
虫みたいに嫌われてるじゃねーか。
まぁ僕も嫌いですけどね。
「・・・そんなに嫌いなのか?アンドニの事。」
「え~?リョウは好きなの~?」
「愚問だな。」
「ですよね~。アイツね~、普段から自分の話か~自慢話しかしないのも鬱陶しいけど~、戦闘になると自分に甘いのが嫌なんだよね~。他の人には偉そうに指示してさ~、指示通りにいかないとすぐ怒るし~、自分が同じような失敗してもコロッと忘れるか~、人のせいにするんだよね~。」
・・・ふ~む。
そうか、そんな内面的な理由だったのか。
まぁ・・・でしょうね。って感じだな。
僕の知ってるアンドニと全く同じだよ。
「こっちだって仕事してんだよね~。アイツに出来ない仕事してるじゃ~ん。それを毎回さ~、自分の手柄みたいに言われるんだよ~?も~1人で行けばいいのにね~、態々パーティー組む必要無いじゃ~ん。モル姉もよく我慢してるよね~。いくら踏み台する為っていってもアレは無理だわ~。」
お~っとぉ?凄い喋るじゃ~ん?
変な事聞いちゃったかなぁ~?
ダメダメ、話題変えよう。僕の大好きな可愛いリタちゃんに戻ってよ。
「リタ、アンドニがクソなのはよく分かったわ。」
「そう~?まぁ~リョウの方がよく知ってるよね~。」
そうか?
そうなのかな・・・。
「にしても、何で態々オシリ山まで行ったんだ?遠いし、大変だったろう?」
「アンドニが悪いのもあるんだけどね~、実は目的地があったんだよね~。まぁ~見つからなかったんだけど~。」
へぇ~、目的地ねぇ。何かあるのか?
オシリ山の麓って、あのドワーフの独立領のアヌルスがある所だろ?
「アヌルスに用事があったのか?」
「いや~流石にそんな所まで行かないよ~。この森の中にね~、最近ダンジョンが見つかったらしいんだよね~。だからそれの場所を確認しに行ってたって感じかな~。」
マジかっ!でました!ダンジョン!!
まさかこんな街の近くに出現するとは。
・・・そうか!アンドニとモルガンさんはもう冒険者ギルドに登録してあるんだ。
ギルドからの情報が入ってくるから、ダンジョンの事も知ってたのか。
ダンジョンっていうのは、それはもう皆さん御存知。冒険者になったなら一度は行きたい冒険の醍醐味的な場所だ。
この世界でのダンジョンは、ある日突然、魔力がある場所ならどんな所でも現れるらしい。
横穴、縦穴の洞窟は勿論。一夜のうちに馬鹿でかい塔がおっ立ったり、何もない草原に異様な森ができたり、何故か城ができたりなど。形は様々ある。
それと、ダンジョンの中も大小様々だ。
メチャクチャ広くていまだに攻略されていないダンジョンもあるし、数日で攻略される可哀想なダンジョンもある。
当然、中は魔物がいっぱいで、トラップもあります。
優秀なクラス盗賊が居ないと命がいくつあっても足らない場所ではあるのだが、冒険者は挙って探索しに行くのだ。
その理由は勿論、お宝である。
そう、O TA KA RAである。
先日いましたよねぇ?
ダンジョンからお宝をザックザク持って帰ってた奴等が。
そしてそれを逆カツアゲされてた奴等が。
あれだけ儲かるんですよダンジョンは!
・・・僕達って恨まれたりしてないよな?
まぁいい。その時はその時だ。
兎に角、冒険者はダンジョンに行くものなのだ。
ダンジョンに行く為に外でチマチマと魔物を倒してると言っても過言ではないよね。
あの3人組が持っていたような魔導武器、その他魔導具、高価なアイテム、周辺では出ない魔物の魔石、素材など。
ダンジョンは宝の山じゃあ!
と、いうわけだ。
昨日、痛い出費をして、金欠になったリョウ君にはまさに渡りに船。
優秀なクラス盗賊・・・になるであろうリタちゃんも居ることでありますし、これはそのダンジョンに向かわねばなるまい。
「よぉ~し、リタぁ。そのダンジョン、行ってみようじゃないかぁ。」
「へぇ~、リョウも行きたいんだね~。ちょっと意外かな~。」
「そうか?僕はいつでもイケイケドンドンやで?」
「ふ~ん・・・。」
そう言ってリタは、難しい顔をしてセリスとイムの方を見た。
ふ~んで終わられると痛い奴みたいだから止めて欲しい。
セリスとイムはまだやっている。
相変わらずセリスは上手くない。
リタ、どうしたんだろう?行きたくないのかな?
確かに行くつもりならアンドニのパーティーにいればいいもんな。
そうか・・・リタの気持ちを考えてやれてなかったな。反省。
それにまだ森でも厳しいのにダンジョンなんてキツいよな。
まだ僕達は我慢の時かもしれない。
でも、お金どうしよ・・・はぁ・・・。
「いや・・・リタ、やっぱ止めよう。僕達じゃまだ死にに行くようなもんかも知れんな。」
「うん~・・・そうだろ~ね~。」
リタも戦力的に不安だったんだろうか。
まぁそうだよな。
まともに戦えそうなのはセリスだけ。後は、レア種とはいえスライムと、足引っ張るの確定の中身おっさんだもんな。
何とかならんもんかね?
何かしら冒険で役に立ちたいのだが。
魔物使いの人達はどうしてんだろうね?・・・いやまぁ当然戦えるのか・・・。
後はぁ・・・まぁ魔物を使うんだろうが・・・僕だとイムを使うのか?
なーんだ、そうだよ。イムが居るじゃん。
イムは僕が居ないと戦ってくれないんだから、じゃあ僕は役に立ってるじゃん。
僕は居るだけでいいんじゃねーか!
何だよ、心配して損したよ。
・・・・・・早くチートくれよ!!くそ女神!!!!
「リョウは~、多少無理してでも~ダンジョン行きたい~?」
リタが僕の顔を覗き込んで聞いてくる。
なんやコイツ、いちいち可愛いな。
「いや・・・無理はしなくていいが・・・。まぁ金が稼げるかなと思ってな。」
「ん~?お金無いの~?・・・おかしいなぁ~。」
おかしい?何でリタがそんな事?
僕の懐事情なんて知らんだろ。
「何でおかしいんだ?」
「え~?リョウって何か特別な仕事をして儲けてるって~、司祭様から聞いたよ~?」
はぁ?なんじゃそりゃ?
特別な仕事って短編小説の事か?
しかも何でその話をリタにしてんだ??
僕はリタに話の詳細を聞いた。
そして昨日、疑問に思っていた、エリオ達がどうやってお金を稼いでいたのかも分かった。
孤児院・・・まぁ、孤児院に限らずこの世界ではだいたい10歳になると街の外に出て狩りをしだす。
僕達は5歳の頃からやってたけど・・・、あれは特別だ。
当然狩りをしない子供も居るが、やっぱこんな世界だし、狩りをする子の方が多い。
アンドニみたいに成人になって、冒険者登録している奴も何人かいるので、狩った獲物は結構な量になる。
それこそ孤児院では使い切れないくらいだ。
狩りだけでもない。
10歳未満の子供や、狩りに行かない子供も何かしらバイトや内職みたいな事をしている・・・らしい。
実は僕はあまりした事がない・・・2回くらい人ん家の畑手伝いに行った事あるくらいだ。
僕って孤児院か神殿の事しかしてこなかったね。まぁそれは置いておこう。
そうして、余った魔物の肉、魔石、使い道のない魔物の素材などを、出入りの商人や冒険者ギルドに売ってしまうそうだ。
そこまでは僕も知ってる。仕分けとかしたし。
こういう事は僕に優位だよねー。だって社会人してたおっさんだもん。
ヨハンナさんも褒めてくれたんだよね。リョウ君に任せたら安心ねって。うん、そうだよママ。
まぁ話を戻してだ。
商人やギルドに売るんだからマネーが発生しますよね?
その金は孤児院や神殿の資金になるんですが、それだけではない。
何と、孤児院の子供達にお小遣いとしてあげるそうだ。
なんだと!そんなの貰っとらんぞ!
そこでさっきの特別な仕事ってのが出てくる。
僕が書く短編小説に、変態おやぢ達は小説の代金プラス周りへの口止め料として、なかなかの金額を僕にくれている。
それを僕へのお小遣いとしてカウントしていたようだ。
以前に、エリオ達かお小遣いを貰う際に、僕に渡している様子が無いのに気付いて、ゲバルド氏に聞いたところ、
「リョウには少し特別な仕事をしてもらっていてな。その仕事でかなり儲かっているから、小遣いはいらんだろう。」
との回答があったそうだ。
何余計な事言ってんだよ変態おやぢ。
僕も欲しいよ小遣い。
・・・あーそうか。だから僕にバイトが回ってこなかったのね。
する必要無いよな。小説だけ書いてればいいんだもん。
エリオやリタはやたら何処か行くのに、僕はずっと孤児院に居たもんな。
「ふ~ん。特別な仕事をしてるってのは本当だったんだね~。でもそんなに儲かってる訳じゃないんだね~。あはは~、じゃあ~アクセサリー買って貰ったのは悪い事したね~。」
取り敢えずリタに適当に説明しておいた。
勿論おやぢ達の変態性は言ってないぞ。口止め料貰ってんだから当たり前だ。
「別にそれはいい。カティはすぐ帰る事になるから買ってやるつもりだった。他の子だけ買わない訳にもいかないだろ?」
「ふ~ん。リョウってホント~、カティナの事好きだよね~。」
何だ?リタ君。ジェラシーかい?
男のジェラシーは見苦し・・・おっと、男の娘でしたね。
「そりゃそうだろ、大切な人だからな。」
「・・・ふ~ん。カティナに直接言ってあげればいいのに~。」
馬鹿め。それだと萌えないだろ?
あんなキャラクターだから萌えがあるんじゃないか!
・・・まぁ、子供の考えてる事なんてすぐ変わっちまうだろう。
大人になったら他に好きな人の一人くらいできるんじゃねーか?
案外、今も僕の事など忘れて恋でもしているかもしれんぞ?
学園には男の子も多いんだろうし。
カティ可愛くなってたからな。馬鹿だけど。
鼻水たれ蔵だった事とはまるで別人だったからな。馬鹿だけど。
そういや、一緒に写真撮ってた人が居たじゃないか。
ホムト君だっけ?
イケメンだったし、お似合いじゃないか。
うんうん、おじさんは応援してるぞ。
あんなイケメンと・・・カティが・・・くそ、まじか・・・。
嫉妬で人を殺せ・・・いや、それだとカティが悲しむかも知れないから、嫉妬で人を下痢にできたらいいのに。
「ん~?リョウ~、また変な事考えてるでしょ~?」
「あ?・・・勿論、リタも僕の大切な人だぞ。」
「う~わ~。このタイミングでその台詞は無いわ~。カティナが可哀想だよね~。」
ふん。嬉しいくせに。知ってるんだぜ?
「・・・・・・イムは?」
いつの間にかイムが隣に居た。
コイツ・・・!いつの間に!!
「イムも大切な子に決まってるだろ?当然さ。」
「・・・・・・うん。・・・・・・うれしい。」
「むむ~?・・・うぷwwうぷぷwwwこれはカティナが帰って来た時~、面白くなりそ~だね~www」
出たよ。
本当リタってこんなん好きだな。
もう病気だよ。
「イム、ブーメランはもういいのか?」
「つかれた。・・・・・・セリスは、もうむり。」
「何でですか!?イムさん、もっと教えて下さい!!」
セリスも此方に必死になって駆け寄って来た。
まだ投げれないのか?
もう無理だよ。センスねぇって。
「もうそろそろ切り上げてくれセリス。今日はリタも居るんだし、そこの森に行こう。」
「そ、そんな・・・・・・。くっ!・・・分かりました・・・。」
そんなに?
そんなに重要か??




