もっと悲しみをください
もっと悲しみをください
涙腺が崩壊する程の 今でもいっぱいいっぱいだけど
世界を救いたい 僕の目に入る範囲だけでいい
今の僕には何も無くて ロボットみたい
琥珀色の夕焼け色を成して 戦慄と虚無と眩暈覚え
嘘で塗り固められた人生を もう一度照らし出して
救いが欲しい 君が欲しい 君の生きてる世界の色は何色?
恋焦がれても 叶わない
生きている事が 急に 早く感じる 鼓動の様に 音高鳴り出す
それは 破滅への プロローグなのに
あの日読んだ小説を引っ張り出して もう一度読んでみた
その時は分からなかった事が 今では分かる 時の流れは残酷で
段々聡く 蛇の様に狡くなっていく 自分を愛して下さいなんて
とても君には言えない
だけど 寄り添っていれば 一瞬だけでも孤独を忘れられる
一緒に映画を観れば感動を分け合える それは素晴らしい事
一人じゃない そう言える事が強さ
今は そっと 微かなため息をついて 川の流れに身を任せ
ただ 流れて行こう 何時かは 藁をも掴みたくなるかも知れないから
お別れと慰みを封印して 歩いていこう 次のステージに移行するまで
悲しみが無くなったら 涙も無くなってしまう
そうしたら雨上がりの虹が美しく見えないから