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銀髪の猫はなにを願う  作者: 熊猫
第三部

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幕間『好きって伝えたい』

挿絵(By みてみん)

キス、もう一回、って言われて、

怖いくらいに胸がぎゅっとなった。

 

メルの手が私の腰を抱いて、離さなくて、

指先まで熱くて、

私のこと、離したくないんだって思った。

 

嬉しいのに、

こわい。

だって、私だって離れたくなかったから。

 

唇が触れるたびに、もっと近くなりたくなって、

抱きつきたくなって、

メルに全部預けたくなって、

声を殺すみたいに息を詰めてた。

 

だめだよって、頭のどこかで思った。

だめ、まだだよって。

でも、メルも同じだってわかった。

私を抱き寄せながら、でも止めてくれてた。

それがすごく嬉しくて、すごく切なかった。

 

……この先もきっと、

こうやって、ぎゅっとなって、

こわいくらい幸せで、

欲張りになって、

それでもちゃんと、

大事にしてもらえるんだって、

信じてる。

 

だから今は、

「好き」ってちゃんと伝えるだけでいい。

伝えたい。

伝わってほしい。

 

だって、私、メルの彼女だから。

――メルの、特別だから。

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