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20.次なる神魔の兆候

……自作は自己満足の塊でしかないとはいえ、この作品は1番それに当たります。

(前話の翌日、天草 時子視点)


「さてと、それじゃあ今日も1日張り切って行くニャンよ~!」


「「「イエッサー!」」」


「うんうん、良い返事だニャン」


……朝を迎えた私達は、今日も今日とて菜々乃ちゃんの指導を受けていました。


いや、私としては昨夜ぶっちゃけられた爆弾情報が、未だに脳内で処理し切れてないんですが!?


「……ん?……時子、どうかしマシたか?」


「何だか、やけに複雑な表情をしてるのだわ」


「い、いやいや何でもありませんよ~」


「「ん~?」」


……おっと、いけないいけない。


昨夜のアレコレを2人に知られる訳には行きません。


王魅ちゃんもレベッカちゃんも、転生者である私以上にそういった情報への耐性がないでしょうし……


「ふぅ……ってな訳で今から昨日の続きやるニャンから、さっさと私に攻撃を当ててみせろニャン!」


「「「イエッサー!」」」


……ま、うだうだ考えてても仕方がありません。


今日こそ、どうにか攻撃を当ててみせますからね!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(浅山 菜々乃視点)


う~ん、やっぱり今回も駄目ニャンかね……


「ぼそっ……【獣化】だニャン……」


ーフッ……シュン!シュン!シュン!


「【(バレ)……」


「遅ぇニャン!」


ーバチィィィィィィィィン!


「What's!?」


っと、遠距離攻撃特化のレベッカはこれで脱落だニャン。


「あ、【(タイ)……」


「ワンテンポ遅れてるニャン!」


ーバチィィィィィィィィン!


「ぶへっ!?」


支援特化の時子も、すぐに脱落。


「なっ!?……【(クイ)……」


「ジ・エンドだニャン!」


ーバチィィィィィィィィン!


「ぐふっ!?」


最後に王魅も片付けてっと……


……うん、やっぱりだニャン!


「っかぁ……3人とも、初動が遅過ぎるニャン!」


「そ、そっちが早過ぎるんデ~ス!」


「め、目で追えないですよ~!」


「気が付いたら終わってたのだわ……」


ハァ~……


どいつもこいつも遅ぇ上に情けねぇニャンな~。


「お前等、天魔や神魔なんかとの実戦でもそんな言い訳するつもりニャンか?……ってか、言い訳なんてする間もなく死ぬだろうニャンけど……」


「「「うっ……」」」


「私はお前等を殺さねぇニャンが、敵はそうじゃねぇって事を胸に刻んどけニャン。……返事は?」


「「「い、イエッサー!」」」


……ほんと、こいつ等大丈夫ニャンか?


勿論、強くなりたいって感情自体は本物みたいだニャンが……まだまだ甘えが残ってるニャン。


「ハァ~……お前等、さっさと私に一撃ぐらい入れてみろニャン!」


「「「イエッサー!」」」


「もっと腹から声出せニャン!」


「「「イエッサァァァァァァァァ!」」」


……ただまあ、3人が今の速度を捕捉出来るだなんて元々思ってないニャン。


何せ、今のは最初からクリアさせるつもりのない脅し。


気を抜けばポックリ逝きかねないって現実を3人に思い知らせるための、マジの本気だったんニャンから。


「ま、実力ってのは少しず~つ上達させて行くのが1番確実な手段ニャン。……急がば回れで行くニャンかね~」


「「「イエッサー!」」」


「……恐怖、刻み付け過ぎたかもしれねぇニャン」


結局、それから私は数日に渡って特訓を担当する事になったニャンが……ほんと、コイツ等よく今まで死ななかったニャンな……と思わされる実力しかなかったのはマジで驚きの事実だったニャン……





と、そんなこんなで数日後……


「……じゃ、今日も今日とてやるニャンよ~!」


「「「い、イエッサー……」」」


……この頃になると3人とも、既に精神的に限界を迎えてたニャン。


「も、もう無理デ~ス……」


「禁欲生活……辛いです……」


「……く、屈辱を通り越して……くっ殺なのだわ……」


「いやレベッカはともかく時子と王魅は何言ってるんだニャン?」


……う~ん、そろそろ潮時ニャンか?


ぶっちゃけ、こいつ等如きじゃ神魔とマトモに戦うなんて無理な話なんニャンよな~……


ま、それでも現時点における実力の全てを引き出せる様にはなった筈だニャン。


ってか、3人の限界っぷりを見てるとこれ以上は無理そうだニャンし……


「ん~?……急に深く考え込んだりして、どうかしマ~シたか?」


「……おっと、考え込んでる菜々乃コーチも可愛いですね♥️。……ほんと、脈ナシなのが惜しいです」


「時子、後でお仕置きなのだわ」


「え、あっ……じょ、冗談ですよ~、えへへ……」


……ハァ~。


こいつ等、本っ当に危機感がねぇニャンな!


そんな態度を続けるなら、こっちはもっとシゴいてやるニャンよ?


そんな考えが脳裏をよぎった時だったニャン……


ープルルルルル……


「「「「ん?」」」」


ふと、私の携帯電話……ってか、スマホが鳴り出したニャン。


「もしもしだニャ~ン♥️……私ぃ♥️、菜々乃っていいますニャ~ン♥️」


『あァ~、もしもしィ。……こちら軍破、茶番は要らねぇんでさっさと本題行っても良いかァ?』


「……ケッ!」


『分かりやすく機嫌悪くすんなよォ。……立場ではこっちが偉いんだからなァ?』


……通話を始める前から知ってたとはいえ、軍破相手に私の猫被りは一蹴されたニャン。


しっかし、魔女の親玉がいったい何の用だニャン?


「はいはい、分かったニャンよ。……で、本題ってのは何の用だニャン?」


『あァ、それなんだがァ……次の(・・)神魔侵攻(・・・・)()()()が見られたって報告が、ラビィリンの奴から上がって来やがったァ……』


「……一応言っとくニャンが、3人の実力は今出せる最大ギリギリまでは引き出しといたニャン。……つっても、神魔相手にマトモな戦いをするには実力不足も甚だしいニャンが……」


『それで充分だァ。……今回は、前回よりも多くの魔法少女を投入する予定なんでなァ』


……うむうむ。


次の神魔による侵攻の兆候が見られたニャンか……


しかも、今回は前回の侵攻時よりも多くの魔法少女を投入する、と……


「……話は分かったニャン。……それと、取り敢えず今回は私も参加してやるニャン」


『おォ?そりゃありがてぇ話だなァ。……けどま、足引っ張んじゃねぇぞォ?』


ん?


足を引っ張る?


私が?


お前達の足を?


……舐められたもんニャンな~。


「足を引っ張るなって、それはこっちの台詞(セリフ)だニャン」


『へっ!偉そうに言ってくれるじゃねぇかァ!……よし、正確な到達時期や相手の詳細は未だ不明らしいが、その辺は分かり次第報告してやらァ』


「そうニャンか……それはありがたい話だニャン」


しかしまあ、その神魔討伐or撃退にはどうせこの3人も駆り出されるんニャンかね~。


……となると、尚更こいつ等は鍛え上げねぇと駄目そうだニャンな……


『ってな訳で、そいつ等の仕上げも含めて諸々頼んだぞォ?』


ーブツッ!


「……言うだけ言って切りやがったニャン……」


ハァ……


もう嫌になるニャン。


「え、えっと……今の電話ってもしかしなくても私達に関係ありますよね?」


「当然ニャン。……寧ろ、こっから更にギアを上げてシゴく必要が出たニャン」


「そ、そんな……」


「勘弁して欲しいデ~ス!」


「私はドMじゃないのだわ~!」


……うん。


それはそうと、こいつ等は1回休ませてやるニャンか。


結局、私は3人をひとまず休ませて、更なるシゴきは明日以降に回す事にしたんだったニャン……


ほんと、私も何だかんだ甘いニャンな~。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(俯瞰(ふかん)視点)


それは人間の生存圏から遠く離れた、とある荒れ地での会話だった。


『『ヒヒヒヒヒヒヒ……レオ、お前の〈神罰〉、アタシ達の計画に利用させて貰ウ』』


『ふん、好きにしろ……"王"はそんな細かい事など気にせぬ……』


『『ヒヒヒヒヒヒヒ……マ、邪魔も横槍も入れないから安心しとケ』』


『……それが、わざわざ下級天魔を介してまで"王"に伝えたかった事か……』


そこでは、そこそこ巨大な白いライオンと、小さな小鳥型の天魔が会話を繰り広げていた。


……もっとも、小鳥の方は何者かが操っている様子であったが。


『『ヒヒヒヒヒヒヒ……じゃあ、健闘を祈ル』』


『ふん……"王"相手に心にもない事を……』


ーグイッ……


そうして会話を切り上げた巨大ライオン……神魔レオは、静かに体を起こした。


そして……


『……臣下共よ、出発の時間だ……〈孤高の王獅子〉とその臣下が、人間への誅罰を行う時だ』


『『『『パオ~ン!』』』』


『『『『ガルルルルルルル!』』』』


『『『『ブルモォォォォォ!』』』』


『……臣下なき王は、王にあらず……さあ、進軍を開始する時だ……』


……神魔レオは、その異名とは裏腹に多くの天魔を引き連れ、進軍を開始した。


その瞳に、大いなる野望を秘めながら……

ご読了ありがとうございます。


……誰かに言われなくても、自作が駄作の自覚はあります……


気が向いたらいいね、ブックマーク登録してくれるとありがたいですが、あくまでも気が向いたらで大丈夫です。


後、皆様がどんな事を思ってこの小説を読んでいるのか気になるので、感想くださるとありがたいです。

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