プロローグ
おれは、タイナノド平原から少し離れてた道に転移していた。そこで、ある問題が発生していた。
「何、グズグズしてるの?早く行きましょ。」
本来、あってはならない人物がおれを急かす。
「1つ聞いていいか?」
「もう、何?」
面倒くさそうな顔をしているがこれは、聞かなければいけない。
「どうして、ここにきさまがいる?」
そう、なぜかおれが案内役にしていたキリーが目の前にいるのだ。
「どうしてってあんたがなんか黒い穴に入っていくからついて行ったらここに来たのよ。」
どうやら、『ダークフープ』を通った後すぐに入ってきたらしい。
「危険なことを。下手したら一生、あの空間から出れなくなっていたぞ。」
『ダークフープ』は、魔力を空間で広げ、場所と場所の障害物を無視して道を作る魔法だ。正確な場所を指定しなければならないので自分の目の見える範囲しか転移出来ない。もし、場所を指定しなければランダムに転移するかもしくは、空間に取り残される。そのことを大まかに説明すると。
「な!!あんたそんな危ないのに私を通らせたわけ!?」
通らせたのではなく勝手に通ったの間違いだ。
「なぜ、おれについてきた?」
「だって私があんたと一緒にいるところ結構、見られちゃったから戻りたくても戻れないし、だったらあんたと一緒にいた方が安全かなと思ったのよ。」
確かに、あの場でおれもキリーがいた所を見た奴はたくさんいただろう。今、帰ったら危険だというのも理解できる。
「・・・怖くないのか?」
こいつが、1番近くで見ているはずなのだおれが暴走してテドレを殺しているのを。
「は?なんで、あんたを恐がらなきゃいけないわけ?それは、最初のころは怖かったけど今は、全然よ。」
だというのに、彼女はそんな感じを少しも出さず堂々と言い切る。
(・・・・負けたな。)
これには勝てないと思った。自分で言ったのが馬鹿馬鹿しくなってくる。
「泣いていた奴がよく言う。」
「な!?泣いてない!!」
そうやって、騒ぎながらおれたちは進んで行く。
「そういえば、どこ向かっているの?」
キリーが、不思議そうに聞いてくる。こいつ、本当に考えもなしについて来ていたのか。おれは、半分呆れながら目的地を教える。
「今、向かっているのは魔導都市ペンドラゴンだ。」




