18話遭遇
おれたちは今、パナウェイに近い村『だった』ところに来ていた。村の建物は、全て破壊されており、ヒトのいる気配は無かった。
「うわ、酷いわね。魔物の群れにでも襲われたのかしら?」
「えぇ。建物まで壊されているしボーンブルらへんの魔物かもしれないわ。」
亜人2人が、冷静に話し合っている。リーザは、黙って村を見ている。
「・・・キレイすぎる。」
おれは、思ったこと口に出す。
「何が?」
レンズが、そう聞いてくる。
「ここには、死体が無い。周りは、
こんな惨状なのに死体が無いのは、不自然
すぎる。」
「ゴブリンあたりの魔物が、食べたんじゃない?」
「だったら、骨や衣服が辺りに散らばっているはずだ。だが、そんなものは
見当たらない。」
「じゃあ。一体、何がこんなことを?」
リーザがここに来て初めて喋った。
「わからん。しかし、ヒトの力ではまず不可能だ。おそらく、巨大な魔物がやったのはほぼ間違いないだろう。」
「どうして、巨大ってわかるんですか?」
「建物の壊れ方だ。まるで、踏み潰されたように壊れている。こんな壊れ方は、ボーンブルでは無理だ。」
言った途端、亜人2人が騒ぎ始める。
「ちょっと!海だったらともかく陸と
なるとランクCは軽くいくわよ!!」
「えぇ。早くここから、離れた方が・・・」
何かを、踏み潰すような音が響き渡る。その音は、徐々におれたちのいる方へ近づいていた。
「・・・どうやら、遅かったらしいな」
ついに、音の発信源が姿を現わす。




