表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
堕ちた英雄騎士  作者: CSS
第2章暴食の魔物
19/84

17話暗躍

西の谷の奥深くの洞窟に2人の、人影が存在した。

「実験体は、どうなってる。」

洞窟の奥にいた影がもう1人に聞いている。

「今は、東の方に移動中だ。」

洞窟の手前にいた人影がそう答える。

「少し、ルートからズレてるが問題ないのか?」

「あぁ。想定内だ。計画に支障は、出さんさ。お前こそどうなんだよ?」

「こちらも、問題ない。いま王国は、タウ伯爵の犯人探しでざわついているからな。このことは、王国に届いていない。」

「しかし、ありがてぇ話だ。おかげで、こっちの計画は順調に進んでいる。」

手前にいた影が、ケラケラと笑いながら言う。

「だが、貴族を屋敷で殺すのは並大抵の奴では、できない。一体誰が・・・」

奥にいた影が考え込む。

「別に、どうでもいいじゃねぇか。そんなこと。」

「・・・お前は、いつもそんなんだからダメなんだ。」

「あぁ!?殺すぞクソ野郎!?」

「やってみろ。お前におれが殺せるわけがない。」

2人の間に殺気がほとばしる。その時

「やめなさいよぉ〜。あんたたち。暑苦しいったらありゃしない。」

あらたな影が会話に入り込む。

「・・・遅いぞ。何やっていた?」

「こっちはこっちで、いろいろと忙しいのよ。でぇ?どう調子は?」

「問題ない。順調だ。」

「そう。それなら良かったわ〜。」

「・・・今日は、これぐらいにしよう。抜かるなよ。」

「テメェもな。」

「じゃ。私たちの推敲なる計画のために。」

その洞窟から、3人の影が消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ