エピローグ
レアーナ王国の、円卓会議室に有力貴族が、集まっていた。その円卓を、見渡せる椅子に座っている者がレアーナ王国、国王ヴェルディ・ジ・レアーナ王である。
「皆、良く集まってくれた。」
「それは、よろしいのですが、何故、私達をお集めに?通信石を使えばよろしかったかと?」
そう聞いたのは、レアーナ王国に建国時から存在していた。名家トゼン家の当主テレド侯爵だ。
「うむ。今日呼び立てたのは、タウ伯爵の件についてだ。」
「タウ伯爵?また、何かしでかしたのですか?」
「いや、タウ伯爵は、先日何者かに殺された。」
王の一言に貴族たちがざわめき始める。
「タウ伯爵が!?一体誰に?」
貴族の1人が、ヴェルディ王に問いかける。
「うむ。偵察隊によるとだ。地下に、閉じ込めていた
亜人たちが、いなくなっているらしい。」
タウ伯爵の"趣味"は王たちも、知っている。知った上で、"黙認"していた。
「ということは。亜人の犯行だと?」
「かもしれん。皆、用心するように。」
こうして、会議が、終了した。
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面倒なことに、なった。
「お願いします!グレンさん!」
リーザが、しつこくお願いしてくる。
何故、こうなったかというと。亜人の女性たちの怪我は酷く、流石に亜人といえどパナウェイまで辿り着けない。そこで、リーザが、
『だったら私達が送ります!』
と言ったのだ。それを、俺は反対し、今にいたる。
「何度も言っているだろう。ダメだ。」
「どうして!?」
「パナウェイまでここから何日掛かると思ってる?食料はどうする?」
「そっそれは・・・何とか・・・」
「話にならん。諦めろ。」
「それでも!!私は、この人たちを見捨てることは出来ません!!!」
「!」
その真摯な目を見て『あいつ』とリーザの姿が重なった。
「・・・もういい。好きにしろ。」
その言葉、聞いたリーザが、嬉しそうに
「ありがとうございます!」
そう言って亜人たちがいる場所に駆けていく。
次は、パナウェイか・・・
おれは、空を見上げた。




