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ぶろーちをなおした

改めてブローチを預かり、キッチンを借りる。


材料は何を使っても良いとのことで、チェック済である。

とはいえ、ブローチを形作る材料はそれほど多くない。お菓子の種類にすると、


・キャンディ

・チョコレート

・つや出し用のはちみつ

・周囲の飾り付け用のクッキー


くらいだ。なお、はちみつなどむき出しでは傷むのでは?と思ったが数年前から手入れをおこたらずにいたことで一度も傷んだことはないという。


カビとかどうなってるのだ?


なんにせよ、本当にお菓子を作るつもりで取り組めば良いようなので力を尽くせるというもの。

ちなみにデザインは宮廷画家という人がそのスケッチを持ってきてくれた。


さて、いざ開始である。


核となる中心の緑の宝石(これは大粒のあめ細工だった)は無事なので、周囲の鎖状のチョコレート細工とクッキーをスケッチの形に沿って作っていく。


オーブンの予熱は少し低めに設定し、クッキーは焦がさないよう気をつける。


最終的にはちみつでツヤを出すが、宝飾故に焦げめはつけない方向だ。


そうして出来たのが、真ん中に緑の大粒キャンディかあり、その周囲に渦を巻くように一本ずつ極細のスティッククッキーを台座として配置。またキャンディの真下からはチョコレートの鎖を垂らしている。それらをはちみつで固定しつつツヤを出した。


これには王様も王妃様も大変喜んでいた。


「おお、まるではじめて目にした時のような芳醇な香り」


「ほのかに温かくも輝いております」


「ありがとう。ありがとうのう」


「作り手さま!王様と王妃様を望みを叶えていただき、ありがとうございます。どうかしばしお休みください。王様たちから改めてお礼があることでしょう」


そうして、私はお城の中で一休みすることになった。ベッドは焼きたてのホットケーキのようでバターの香りとふわふわとしてとても気持ちよかった。

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