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氷の鍵、ガラスの錠、飴のドアノブ

作者:王生らてぃ
ソニア・シャオリン――幼いころから電脳世界を飛び回ってきた、歴戦の暗号屋(コードキャスター)。アブない日々からは足を洗って、仮想空間に入り浸っていたころ、文通相手のアリスの自宅に招かれる。そこは少女一人が暮らすには不釣り合いなほど巨大で、不思議な『宮殿』だった。家主のアリスですら、行ったこともない部屋や、開いたこともない扉がたくさんあるという。ソニアの暗号屋としての血が騒いだ。彼女はその電脳力を動員し、この『宮殿』の謎を解く探検へと出かけることに。
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