“わ”
がんばります
『何の音だ?』
木々が生い茂る中から音がする
生き物の気配は今は無くジリリリリリリと言う音だけが響いている 一応警戒しながら音の方へ近づく 木の上の方で音がするようだ…
よく見ると箱のような物が見える
『これは昔の地球の物か何かかな? お金になるかも』
昔の地球の物を街の偉いさんへ持っていくと、お金になることがある 役に立つもだけだけど
俺はジャンプして20メートル上にある箱のような物をとり地面に着地する ジリリリリリリと、うるさい箱をよく見る
『何だこりゃ?』
箱をよく見ていると音がピタット止まった ビックリしていると生まれる前の記憶が言った
“トケイ”
『え? 何?これトケイって言いうのか? ・・・・・・おいっ!』
《ガン》
自分の頭を軽く叩いて聞いてしまった 他の人が見ていたら完全におかしい人だが 幸いここは山の中誰もいない あぶない
『まったく このトケイと言うのが何なのかまで教えてくれよ 中途半端に単語だけ言って』
前のお金の時は価値までしっかり言ってたのに…お金大好きなやつかな? とりあえず“トケイ”を元々薬草が入っていた鞄に入れ家にむかった
その途中、今日の夜ご飯の為に、兎を捕まえた 近くの渓流で血抜きをし皮を剥がして帰った
俺の家は木造 平屋 地下あり 家の脇に薬草の畑がある 昔じっちゃんが山の頂上を切り開いて家を建て畑を作った (凄い)
夜 兎を焼く
『兎 売ってお金に出来るんだな』
俺にとって兎を狩るのは簡単だ
『明日、街で兎を3匹位売りたいなぁ』
すると生まれる前の記憶が “わ” と言った
『わ? 何言ってんだ?』
意味がわからずもう一度さっきの言葉を言ってみる
『明日、街で兎を3匹位売りたいなあ』
そうするとまた、 “わ” と言った 意味がわからず その後、何回か繰り返したがそのたびに “わ” と言っていた
何回聞いてもわからないので 諦めて焼いた兎を食べて寝た
次の日、山で兎を狩りいつもどうりに血抜きをし、皮を剥がして街へとむかった 3匹狩れた “わ” …もう気にしない
街へ入って真っ直ぐ肉屋へ行く 鮮度が落ちないうちに持っていきたい 肉屋は街の一番奥 偉いさんたちが、いっぱいいる建物の隣にある
『肉屋さん』
『おうっ 何だ坊主?』
『あの〜 この肉買ってもらえますか?』
肉屋に肉を渡すとじっくり見てビックリすることを言ってきた
『いいぞ 兎のモンスターの肉だな 3羽で銀貨3枚だ』
?…兎 3わ あれっ!兎って普通に言ってる 自分だけが兎って言う名前を知ってるわけじゃなかった
それに 3わ 匹じゃなかった 生まれる前の記憶が “わ” って言ってたのはこのことか
『ちゃんと言え!』
思わず声にだして文句を言ってしまった為、肉屋さんが変な顔をしていた
こんなことをしていると俺の後ろに3人のでかい男が立っていた
疲れた…




