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上薬草



雨降りの中、俺は南の街の入り口に来ていた 雨のせいか人通りはない


『坊主 大丈夫か?』


びしょ濡れの俺を見て南の街の門番らしき男が声をかけてきた


『大丈夫です』


『ここで少し休むか?』


南の街の入り口には門番達の待機所がある そこで休むか?と言ってくれている 優しい門番さんだ 西の街の門番のハーンも優しかったと思い出した


『ありがとうございます でも、薬屋さんへ早く行って薬草を売りたいんです 場所を教えてくれませんか?』


『そうか 薬屋は2つあるがどっちだ』


『えっ 2つもあるのですか?』・・・『どっちでも良いですが・・・』


『初めて売るなら ここから真っ直ぐ行って1つ目の曲がり角を右にいった所にある薬屋が知識も見る目もあるからいいぞ』


『ありがとうございます 行ってみます』


俺は門番さんが教えてくれた薬屋へ向った すぐに見つかった

あまり大きくないがレンガを積み重ねた壁で重厚感のある店だ 俺は風呂敷をしまいドアを開け中に入る


『すいません』


『いらっしゃい』


60才ぐらいの男の人が応えてくれた 髪の毛はなく口と顎に白い髭を蓄えている 俺と同じぐらいの身長で紫色のローブのような服を着ている 


『薬草の葉を持ってきたので買って貰えませんか?』


『葉っぱ売りか どれ見せてくれ』


俺は薬草を渡した

薬屋の男は眼鏡をかけて薬草を観始めた


その間、俺は薬屋の中を見渡している 棚が沢山あり薬草や毒薬草やスタミナ草などが置いてある 綺麗に並べられ凄く見やすい  西の街のオバちゃんの店と同じぐらいに品質も良いようだ 


『おいっ 坊主この薬草 上薬草じゃないか』


『上薬草?』


『森や山でたまに採取出来る薬草だ ワシがこの前名付けた 坊主どこで採取してきた?』


〈へっぶしょん ぶしょん ぶしょん〉


いろんな薬があるせいかくしゃみが出てしまった


『すっ すいません』


『ん? 坊主 顔色悪いぞ』


『えっ? そうですか』


そう言われると体がだるいような気がする そういえば昨日と今日ご飯食べてないな しかも雨の中でずっと歩いていたし

そう考えた時、目眩がして立っていられなくなり倒れてしまった


〈ドサ〉


『おいっ 坊主!』


その言葉を最後に意識を失ってしまった 


首がパキパキ

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