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仕事



『ん? ここは?』


俺は狭い部屋のベットに寝ているようだ ベットの他はタンスと丸椅子があるだけだ 

体をお越しベットに座る


『どうしたんだっけ?』


ん?俺は見た事のない服を着ている 上下、黒の服だ

その時、部屋に人が入ってきた


『あらっ 目覚めたのね』


知らない人だ 60才くらいの女の人だ 髪は真っ白で後ろで束ねている ふくよかな体型で藍色のワンピースを着ている 俺より小さい


『じいさん 気がついたわよ』


すると男の人が来た


『大丈夫か?坊主』


『あっ 薬屋の人 すいません俺はどうしたんでしたっけ?』


『坊主お前はワシの目の前で突然倒れたんだ』


俺は、薬屋の中で倒れたらしい その後、薬屋の夫婦に助けられたみたいだ びしょ濡れだった服を着替えさせてくれて布団に寝かせてくれたみたいだ


『申し訳ございません すぐ出ていきます』


『いやっ 気にするな 無事で何よりだ』


『そうよ 西の街からずっと歩いて来て しかも雨のせいで、ご飯もちゃんと食えなかったのでしょう 今、ご飯準備するから食べなさいね』


そう言うと薬屋の奥さんは部屋を出ていった 薬屋の主人は丸椅子に座り俺の方を見ている


あれ?何で西の街とかご飯の事とか知ってるの?


『あの〜 何で俺が西の街から来たと知ってるんですか?』


『タマちゃんに聞いたんだ』


タマちゃん・・・まさか 俺はあたりを見渡しタマを探した 枕元にいた 手に取ると・・・


『すまん 喋ってしもうた』


〈は〜〉


俺はため息が出た そして、薬屋の主人を見るとやっぱりタマを凝視している まずいかな?


『タマちゃんはお前を凄い心配していたぞ お前との人前では喋らない約束どころじゃなかったのだぞ』


えっ? タマを理解してる?


『ところで坊主はリョウって言う名前なんだよな』


『はい』


『リョウお前はあの薬草何処から採取してきたのだ?』


『あれは山で俺が育てていたものです』


『なにっ!! 本当か』


『はい でも訳あって山の薬草畑にはもう戻れないので同じ物は摘めません』


『そうか それは残念だな』


『・・・・』


『リョウ ワシの畑で薬草育ててくれる気ないか? 給料もちゃんとだすぞ』


えっ? 俺はこの街で仕事を探して暮らしたいと思って来た こんなにすぐ見つかるのか? 運 良すぎない?


『でも、俺が育てても同じ薬草ができるかわかりませんよ』


『ああ それは出来なくても仕方ない 努力だけはしてほしいが どうだ?』



俺は悩んだ 薬草畑で働くことではない 西の街で狙われたことを言うべきかだ 南の街ヘ入る前は言うつもりはなかった しかし、こんなによくしてくれる人を前にすると迷う これから毎日顔を合わせるのだ毎日悩むような気がする 言おう


『実は・・・』


俺は西の街での事 東の街とのかかわり 家をなくしたことなどわかる事を全部話した


『その事ならタマちゃんにある程度聞いてるぞ』


『えっ』


『家がない事 南の街ヘ働きに来た事 西の街ヘ帰れない事 聞いてたから誘ってるんだ で、どうする』 


『はいっ 宜しくお願いします』


そこへ薬屋の奥さんがスープと柔らかい白パンを持ってきてくれた それを食べながら薬屋の夫婦と話した 

主人の名前はジャンさん、親から薬屋を受け継いだらしい 奥さんはヨシさんだ

二人には息子がいるが独立して家にはいないそうだ

そこで、今いるこの部屋が余っているから俺にこの家に住んで働かないかと言われた 

住む所と仕事が南の街について1日で決まってしまった しかも希望道理の薬屋

薬草を育てる畑には明日、案内してもらう事になった


その夜、


『タマ』


『なんじゃ』


『ありがとう 全部タマのおかげだ』


『気にするな 我の仕事だ』


『それでもありがとう』


俺はそのまま眠りについた


手首から太い毛が・・・

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