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第2部 エピローグ ヒカリの残る場所
—穏やかな風の吹く中、陽葵は花壇へ水やりをしていた。
荒れた花壇は綺麗に直され、新しい花を植えた。
花を大切そうに愛でる陽葵。
「ぁ、蓮…」
蓮の車が門の前に止まった。
蓮は車をおり、陽葵の傍へ向かう。
「……戻りました」
かしこまった様子の蓮。
私は1度も蓮のお見舞いには行かなかった。
蓮が戻って来てくれるのを待っていた。
「おかえり」
ニコッと陽葵が笑うと蓮も笑った。
穏やかな風が2人を包み込む。
—蒼真の匂いがする。
陽葵はそう感じた。
蒼真、居てくれるんだね。
姿は見えなくても、話せなくても…。
見守っていてね。
—俺たちはまだ知らなかった。
大きな闇が影で動き続けていることを。




