8/29 燃料輸出禁止の延長
2:10 ロシア軍の無人機がキーウ州ブチャ地区ミラ村のウクライナ国防軍弾薬倉庫を攻撃し、保管されていた砲弾、地雷、無人機などが長時間にわたり誘爆。最終的に37人死亡、42人負傷、381人が避難した。死者の大半は隣接する高齢者介護施設の入居者で、自治体長タラス・ディディチも救助活動中に死亡した。ゼレンスキー大統領は軍用弾薬庫が住宅・介護施設付近に存在していたこと自体を「あるべきではなかった」と認め、検察・SBUが職務上の過失も含め捜査を開始。ロシア軍攻撃が直接の契機だが、弾薬保管場所の選定が被害を著しく拡大した可能性がある。
https://www.reuters.com/world/europe/russian-strike-kyiv-area-warehouse-causes-detonation-killing-27-2026-08-29/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050968/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050949/
7:33 ゼレンスキー大統領はウクライナ防衛産業に対し、ロシア領内の軍事・戦争遂行関連目標へ投入する長距離ドローンを「1日1,000機」発射できる水準まで生産を拡大するよう指示。現状の長距離攻撃は平均300機超/日としており、同時にジェット推進型Shahedに対応する高速迎撃ドローンの増産も要求した。実現すれば現在のロシア後方攻撃能力を約3倍へ拡大する目標。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050885/
8:03 ロシア・ロストフ州が、黒海・アゾフ海の港湾・海上輸送停止による穀物輸出障害を理由に地域非常事態を宣言。港へ搬出できない穀物がサイロに滞留しており、ロシア穀物連合はアゾフ海側からの出荷が完全に停止したと説明。ロシア側推計では黒海・アゾフ海の穀物輸出能力の80%超が麻痺し、8月の小麦輸出は190万トンと16年ぶりの低水準になる見込み。ウクライナによる港湾攻撃がロシア農産物輸出・農家収入に波及した例。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050886/
10:22 The Guardianが西側当局者の評価として、ロシア軍の人的損失が新規採用数を月約6,000人上回り始めたと報道。ロシアは依然1日約1,000人を募集しているものの、直近2か月は損失補充に不足しているという。当局者は、新たな強制動員が政治・経済上のリスクを伴うため、クレムリンが人的戦力での突破よりもミサイル・ドローンによるインフラ攻撃を強めている可能性を指摘した。西側情報当局者による推計で、ロシア公式統計ではない。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050889/
13:32 ロシア・ロストフ州ロストフ・ナ・ドヌ、バタイスク、アクサイ周辺にドローン攻撃。Ozon物流センターと家電・電子機器販売大手DNSの物流倉庫が被弾し、DNS施設では火災が拡大。Ozonも自社物流施設への命中を正式確認した。アクサイ地区では造船関連施設と船舶への攻撃も報告された。同夜、占領下クリミア・フヴァルディイスケ軍用飛行場でもNASA FIRMS衛星データ上で火災が確認された。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050894/
14:42 ウクライナにミサイル・自爆ドローン攻撃。ロシア軍はP-800 Oniks対艦ミサイル1発、Iskander-M弾道ミサイル1発と、Shahed(一部ジェット推進型)/Gerbera/Parodiyaなど267機を発射。ウクライナは無人機233機を撃墜・無力化し、15地点への命中と4地点への残骸落下を確認した。ミサイルについては迎撃結果を公表していない。-@front_ukrainian(Ij)
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050900/
15:31 ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、ロシアがウクライナ戦争だけでなく欧州地域全体で「エスカレーションを非常に真剣に準備している兆候」があると述べ、今後7~8か月がウクライナ、ポーランド、地域安全保障にとって重要になる可能性があると警告。CIA長官ラトクリフのモスクワ訪問について、ポーランド政府は事前に米側と連絡を取っていたと説明した。差し迫ったNATO侵攻を公表したものではなく、ロシアによる限定的挑発・破壊工作なども含む広い警戒評価。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050905/
16:33 ウクライナ大統領府のパウロ・パリサ副長官は、複数の情報源で確認した情報として、ロシア政治指導部が軍にキーウ・チェルニヒウ方面への作戦について複数シナリオを計画・準備するよう命じたと発表。ただし「作戦計画」と「攻勢準備」は別であり、ウクライナ側は現時点で同方面に攻撃部隊が集結している兆候を確認していない。ウクライナ参謀本部は既に対応・防衛シナリオを策定しているという。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050908/
17:55 日本の新任駐ウクライナ大使オスミ・ヨウ(Osumi Yo)氏がキーウに到着し、外交任務を開始-@front_ukrainian(Ij)
https://open4business.com.ua/en/new-japanese-ambassador-arrives-in-ukraine-2/
https://mfa.gov.ua/en/news/oleksandr-mishchenko-prijnyav-kopiyi-virchih-gramot-u-novopriznachenogo-posla-yaponiyi-v-ukrayini-osumi-jo
18:40 ロシアのガソリン生産量が8月末時点で約8万トン/日まで低下し、夏季需要約11万5,000トン/日の70%程度に落ち込んだとの業界推計。Perm、Kstovo(NORSI)、Yaroslavlなどの製油所停止で約3万5,000トン/日の需給ギャップが生じ、ベラルーシやアジアからの輸入を増やしても需要の約85%しか賄えないとされる。8月だけでウクライナ軍はロシア製油所を少なくとも21回攻撃している。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050921/
18:48 ロシア軍は夜間攻撃終了後もジェット推進型を中心とする無人機をキーウへ日中投入。キーウ・オボロンスキー地区ではドローン墜落でカフェが損傷し、負傷した2歳女児が死亡した。後のウクライナ空軍集計では、現地06:30~18:00だけで攻撃ドローン224機が投入され、199機を撃墜・無力化。大半がキーウ方面へ向かい、29日は夜間攻撃と日中攻撃が連続する形となった。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050922/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050962/
19:48 ウクライナ軍参謀本部は、8/28にブリャンスク州クリンツィ付近でロシア軍Buk-M3中距離防空システム1基を破壊したと正式確認。また8/28~29に占領下ドネツク市とクリミア・フヴァルディイスケのShahed/Geran系攻撃ドローン保管・準備・発射拠点を攻撃し、クリミア・ズナミアンカ付近では電子戦システムも攻撃した。長距離攻撃前に防空システムを破壊しつつ、ロシア側の攻撃ドローン発射能力も同時に削る作戦。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050926/
https://www.criticalthreats.org/analysis/russian-offensive-campaign-assessment-august-29-2026
20:39 ウクライナ国防省情報総局(HUR)は、製油所攻撃による国内生産低下を受け、ロシアが軍用航空機向けJet A-1航空燃料を外国から少なくとも7万トン輸入したと発表。韓国から1万1,000トン、エジプトから約5万9,000トンが「影の船団」タンカー3隻で搬入されたという。Jet A-1はSu-34、Su-35S、Su-57、Tu-95MS、Il-76などに加え、Geran-4/5ジェット推進型ドローンにも使用可能。ロシアが航空燃料輸出を一時禁止しているともHURは報告している。数字・用途はウクライナ情報機関の資料に基づく。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050933/
22:51 ロシア政府は国内燃料供給維持のため、製油会社によるディーゼル、船舶燃料、ガスオイルの輸出禁止を9/30まで延長。非生産業者のディーゼル輸出とガソリン輸出は2027/1/31まで、航空燃料輸出も11月末まで禁止している。ロシアは米国に次ぐ主要ディーゼル輸出国であり、ウクライナの製油所攻撃による国内供給不足が国際燃料市場にも波及する可能性がある。
https://www.reuters.com/business/energy/russia-extends-ban-diesel-exports-until-september-30-2026-08-29/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/08/29/8050963/




