7/26 ロシア軍の「お遊び」
4:06 イラン外務省は、前日にカスピ海でウクライナ軍の攻撃を受けたとするイラン商船について、船員1人が死亡、1人が負傷したと発表し、ウクライナの駐イラン臨時代理大使を召喚して抗議。イランは「敵対的・犯罪的行為」と非難した。ウクライナは前日、カスピ海でロシア軍艦とイラン関連軍需貨物を輸送しているとする船舶を攻撃したと発表しており、ウクライナの長距離攻撃が対露戦争から対イラン外交問題へ波及した。
https://www.reuters.com/world/europe/iran-says-ukrainian-attack-vessel-caspian-sea-killed-sailor-2026-07-25/
13:50ごろ ロシア軍がキーウを弾道ミサイルで攻撃。ソロミャンスキーなど3地区で火災が発生し、集合住宅の7~8階などが被害を受け、少なくとも3人負傷。ロシア軍はこの夜、弾道ミサイル7発を投入しており、ウクライナは5発を迎撃した。
https://www.reuters.com/world/europe/overnight-russian-attack-triggers-fires-ukrainian-capital-kyiv-2026-07-25/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045936/
14:28 ウクライナ軍参謀本部によると、前日の前線では258回の戦闘が発生。ポクロウシク方面46回、コスチャンティニウカ方面29回、フリアイポレ方面25回、スロビャンスク方面21回と、ドネツク州からザポリージャ州にかけて高い攻撃密度が続いた。ISWは7/26について、両軍とも新たな確認済み前進はなかったと評価している。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045934/
https://www.criticalthreats.org/analysis/russian-offensive-campaign-assessment-july-26-2026
15:50 ウクライナにミサイル・自爆ドローン攻撃。
Kh-59/69対地ミサイル 1発
イスカンデルM弾道/対地モードS-400防空ミサイル 7発
シャヘド/ガーベラ/イタルマス/パロディヤ等 136機
が飛来。ウクライナはKh-59/69を1発、イスカンデルM/S-400を5発、ドローン104機を撃墜・無力化。弾道ミサイル2発と攻撃ドローン27機が18地点に命中し、迎撃残骸が7地点に落下した。一部シャヘドはジェット推進型。-@front_ukrainian(Ij)
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045936/
16:13 ルーマニア空軍F-16が、同国領海上のスリナ=キリア地区へ侵入した無人機を撃墜。10:08に領空へ侵入し、わずか5分後の10:13に撃墜された。これでルーマニア軍による領空侵犯ドローン撃墜は3日連続・3機目。7/24に撃墜された機体については、既にロシア軍が使用するShahed型と確認されている。ルーマニアはこの連続侵犯を受けロシア大使を召喚した。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045959/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045986/
https://apnews.com/article/91a70ccfe31d0efd11ca57309281c1f4
16:38 ウクライナ外相シビハは、カザフスタンのトカエフ大統領がプーチンに戦争停止・紛争凍結を求めたことを歓迎。ウクライナは現在の前線で戦闘を停止し外交へ移行する用意があると改めて表明した。一方クレムリンは前日に「紛争凍結は不可能」と拒否している。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045950/
16:53 ゼレンスキー大統領は、直近1週間だけでロシア軍がウクライナへ約1,700機の無人機、1,630発以上の誘導滑空爆弾、95発のミサイルを投入し、ミサイルの半数以上が弾道ミサイルだったと発表。ロシアが大量ドローンだけでなく、Patriotなど限られたシステムでしか対処できない弾道兵器へ攻撃比重を移している傾向が明瞭になっている。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045952/
17:24 ウクライナ軍参謀本部は、夜間に占領下クリミアとドンバスの複数の高価値目標を攻撃したと発表。クリミア・ヴヌコヴェ近郊のChornomornaftogaz石油・ガス施設、チョルノモルスケ付近のGeran/Gerbera攻撃ドローン用地上中継局、ドネツク州ヴィセルキ付近の軍用道路橋、ルハンシク州チェルヴォノポピウカのUAV倉庫、プルディウカの兵力集結地を攻撃。Geran中継局は攻撃ドローンの通信距離・安定性を向上させる設備で、ロシアの長距離無人機運用網そのものを標的とする攻撃。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045953/
https://www.ukrinform.net/rubric-ato/4148061-defense-forces-strike-chornomornaftogaz-facility-and-relay-station-for-controlling-combat-uavs-in-crimea.html
17:24 同じウクライナ軍発表で、前日のチュメニ製油所攻撃について命中を正式確認。同製油所は前線から約1,980km、年間処理能力約700万トンで、西シベリアの主要石油精製施設の一つ。ガソリン、軽油、航空燃料などを生産し、攻撃後に操業停止が報告されている。ロシア深部2,000km級の石油インフラを実際に停止させられる能力を示した案件。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045953/
https://www.reuters.com/business/energy/ukraine-attacks-russian-energy-sites-what-has-been-hit-2026-07-27/
17:52 ロシア軍がドニプロペトロウシク州クリヴィー・リフを攻撃し、市内唯一の大型ホームセンター「Epitsentr」が炎上。複数回の攻撃で店舗が大規模火災となったが、この時点で死傷者は報告されなかった。同社施設は7/20にもスームィで破壊されており、ロシア軍による大型小売・物流施設への攻撃が続いている。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045932/
18:31 ロシア軍がザポリージャ市を誘導滑空爆弾で攻撃。住宅・非住宅建物と教育施設が損傷し、1人死亡、6人負傷。7/20以降、ザポリージャ、パウロフラードなど比較的大きな後方都市への滑空爆弾使用が継続している。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045961/
20:14 フィンランドのストゥブ大統領はゼレンスキー大統領との電話会談後、「ウクライナの立場は戦争開始以来最も強い」と評価し、パートナーによる継続支援が必要だと表明。ウクライナは和平の用意があるとの認識も示した。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045968/
20:36 ウクライナ大統領顧問セルヒー・ベスクレストノフは、ロシア軍の改良型FPVドローン「Boomerang」を公開。新型は目標誘導機能、ダイバーシティ受信、高速周波数ホッピング、6GHz超の映像伝送を搭載しており、電子戦妨害への耐性と終末誘導能力を強化。従来型Boomerangは最大約200km/hで、ロシアの前線FPVが単純な手動操縦型から妨害耐性・誘導機能を備えた兵器へ進化している例。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045970/
22:27 ロシア軍がハルキウ市スロビツキー地区の住宅をBanderolで攻撃し、40歳女性1人死亡、16人負傷。負傷者には10歳男児と17歳少女が含まれ、住宅1棟が完全に破壊された。Banderolはドローン/巡航ミサイルの中間的な長距離攻撃兵器として使用が拡大しており、Shahedとは別系統の防空負荷となっている。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045945/
23:29 ウクライナ国家親衛隊第4「Rubizh」即応旅団は、ポクロウシク方面でロシア軍が四輪バギーとオートバイを使った高速突撃を準備していると発表。ロシア軍は航空偵察と地雷除去を進め、軽車両突撃部隊の通路を構築中で、主要目標はドブロピリャ方面への突破とみられる。装甲車より安価・高速でFPV攻撃を回避しやすい軽車両を大量投入する戦術の継続・発展例。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045987/
23:37 ロシア軍のジェット推進型Geran-4がチェルニヒウ市のATBスーパーマーケットを直撃。9歳少女を含む2人死亡、少なくとも20人負傷。この機体には映像カメラが搭載されていたことが警察の残骸調査で判明し、単純な座標攻撃ではなく、オペレーターによる映像確認・終末誘導が可能だった可能性がある。ロシア軍は同時に自動車修理施設と倉庫も攻撃した。後日の調査で、この攻撃はロシア軍Grom Kaskad無人航空旅団によるものとウクライナ情報機関が特定した。
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045979/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/26/8045997/
https://www.pravda.com.ua/eng/news/2026/07/27/8046088/




