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王女に転生した彼女と子供の姿で転移してきた毒舌な彼の物語  作者: あっぷるパイ
最初の町&転移編
8/12

7話 魔法を使ってみよう《和也側》

和也のチートっぷりが少し発揮されます。

今日から、セリルとの訓練が始まった。場所がないので、ギルドの裏の訓練場を借りてやることになった。


「カズヤは武器を持っていないんだよね?」


「ああ。」


「それで、訊いておきたいのだけれど、剣士になりたいのか、魔法重視で行きたいのか。」


剣もやりたいし、魔法も使って強化したいな。それをセリルに伝えると、


「なるほど。じゃあ、両方やっていこう。けど、まだ剣がないから最初は魔法からやっていこうか。」


そのあと、魔法についてセリルから色々なことを教えられたのでまとめると、



ー魔法には属性があり、基本の4種属性(火、水、風、土)と2種の希少属性(光、闇)が存在する。

ー魔物も属性を持っている。

ーほとんどの人は上の属性のうち1つを持って生まれ、その属性の魔法を得意とする。(他の属性が使えない訳ではない)

ーたまに2種類の属性を生まれて持つものがいる。3種類以上の属性を持つ人間は発見されていないが、いるのではないかとされる。

ーまた、属性を持っていても、魔法が使えないものもいる。

ー魔法は詠唱魔法と無詠唱魔法があり、無詠唱魔法を扱うにはスキル<無詠唱>を取得していなければならない

ー詠唱魔法が基本

ー魔法を扱うには魔力がいる。魔力の量は人によって違い、より複雑な魔法を使うときはより多くの魔力が必要になる。



だ、そうだ。情報量が多いが、これでも基本の内なんだとか。まずは俺の属性を調べる必要があるということだな。属性を調べる魔道具というのがあるそうだが、今はないのでひたすら練習して、使えるかどうか調べるそうだ。


「じゃあ、まずは火からいこうか。火球(ファイアー・ボール)をやってみよう。」


そういうとセリルは鉄製の的の前に立った。


「集まれ、火の力よ。球となり、我が標的を焼け。火球(ファイアー・ボール)!」


恥ずかしい呪文を言った後、セリルの手のひらに魔法陣が浮かぶ。そこに徐々に熱が集まり、火の玉を作っていく。ある程度の大きさになったとき、セリルの手から離れ、的へと向かっていく。


ボウッ。という音がして火球(ファイアー・ボール)が的に着弾する。火魔法の中でも最下級らしいが、なかなかカッコいいな。だが、だが、恥ずかしい詠唱はどうにかしてくれ!厨二病感がすごいし、こんなことを日常でやるなんて。異世界の人は肝が太いな。いや?恥ずかしいことだと認識していないだけなのか?


『<異眼>がLV5になりました』


そのアナウンスとともに俺の視界は急に変わった。周りが暗くなり、空気中にはキラキラと光る粒がだだよっている。俺の手を見ると、キラキラと光る粒が流れている。体内にあるのか?動かそうとすると、粒が1つの糸のようになってうねうねと動いている。これ、もしかして魔力か?空気の中にあるのは魔素ってやつか?


そして、また元の視界に戻った。


目に力を入れると、さっきの視界に戻って、抜くと普通の視界になった。魔力の流れが分かれば、あの恥ずかしい詠唱をしなくていいかもしれない。


「セリル、さっきの火球(ファイアー・ボール)もう一回やってくれないか?」


「わかったよ。」


「集まれ、火の力よ。球となり、我が標的を焼け。火球(ファイアー・ボール)!」


見えた!手のひらのあたりで集合しているな。再現できるか?


俺は目を魔力が見えるモードにしながら、体内の魔力を動かす。こうして、こうして、こう!


ボオン。魔力を込めすぎたせいか、大きくなってしまったが、火球(ファイアー・ボール)ができた。よし、これでもうあの詠唱をしなくていいぞ!


『スキル<火魔法>を獲得しました』


セリルの方を見ると、口を大きく開けてポカーンとしている。


「ど、どうやってやったの?」


「体内の魔力をいじって?」


詳しい仕組みはあまりよくわからない。セリルに詳しく教えると、


「理解したよ。カズヤは色々とおかしいんだね。あ、今に始まったことじゃなかった。」


そういうことを言ってるんじゃないんだけどな。


そのあと、セリルに魔法を教えてもらう→スキルを取得、みたいな流れになって、全属性の魔法を使えるようになった。あ、後ずっと詠唱しないで魔法を使っていたからか、<無詠唱>スキルもゲットした。


「カズヤは化け物だね。普通は他の属性の魔法を取得するには苦労するのに。」


化け物とは失礼な。あれ?けど、全属性の魔法が使えるセリルは相当頑張ったってことだな。


「ちなみにセリルは何属性なんだ?」


「僕?僕は風属性だよ。あ、そうだ。他に取得したい魔法とかある?」


うーん。あ、


「回復魔法を取得したい。」


「なるほどね。回復魔法は光魔法と系統が似ているから、簡単にできるようになると思うよ。」


そうセリルがいったように簡単に取得できた。ちなみに今、魔法系スキル(<無詠唱>を除く)は全部レベル1だ。今すぐにレベルをあげる予定はない。俺はとりあえずスキルを取得したかっただけだからだ。


ちなみに下が現在のステータス。


ーーーーーーーーーー


名前:唐松和也

性別:男

年齢:10(17)

種族:人間(?????)

スキル:<剣術LV2><異眼LV5><身体強化LV5><解体LV1><研磨LV1><火魔法LV1><水魔法LV1><土魔法LV1><風魔法LV1><光魔法LV1><闇魔法LV1><無詠唱LV2><回復魔法LV1>

称号:転移者、異眼の主

備考:万能属性


注:ステータスの新たに増えたスキルなどに印をつけたりは、私はしません。分かりづらいなら、教えてください。


和也は何をやってもとことん出来る人です。

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