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ヤマメとの生活  作者: kanisaku
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もう一度見る地上

準備を終えた二人は、大き目のリュックを背負って洞窟を通り、地上へ出向く。昨日と同じく日差しが自分達を歓迎し、爽やかな風によって流れる木々の静かなざわめきが合掌を繰りかえしていた。

  ケン「やっぱり…太陽の光は良いな…。生きてるって感じがするぜ」

  ヤマメ「地底は嫌なの…?」

  ケン「いや、地底も暖かいし、暇じゃないから好きだよ」

落ち込むように問いかけるヤマメに、辺り触りの無い返答をする。

  ケン「地上には地上の良い所、地底には地底の良い所があるさ」

  ヤマメ「そうよね…じゃ、行きましょうか」

  ケン「お、おい…まさか…」

  ヤマメ「ふふ♪」

嫌な予感で冷や汗をかいているケンを後ろから強く抱きしめ。その予感を的中させるかの如く宙に浮く。

  ケン「うぅやああー!やっぱりこれかよー!」

目に涙を浮かべても地上に足がつくわけもなく、どんどん雲へと近づいていく。

  ケン「うぅぅ…怖い怖い怖い…」

ガクガクを震え、ギュッとヤマメの両手を掴んで離さないケンに、ヤマメはとても嬉しそうにしている。

  ヤマメ「あぁ、ケンが私を求めてる…もうずっと空で生活しようかしら」

  ケン「止めて!俺は絶対にヤだぞ!?」

  ヤマメ「だったら、落ちないようにもっと私に抱き着いておいてね?」

ヤマメに言われたとおりヤマメの両腕を強く腕で挟み込み、恐怖を押し殺して目的地である太陽のひまわり畑に向かう。


フライトから10分ほどで、目的地であるひまわり畑に到着した。着地した瞬間にケンは地面に大の字のうつ伏せになって大きく深呼吸をする。ベタベタと地面を撫でまわし、その母なる大地のヒンヤリとした感覚を味わっている。

  ケン「はぁぁぁぁ。母なる大地よ~。大いなるガイアよ~」

  ヤマメ「またそれするの…?」

  ケン「飛べる妖怪はいいよねー。人間なんて機械に乗らなきゃ飛べないんだから」

  ヤマメ「あら?私、飛べる人間しってるわよ?」

上半身だけをエビぞりにして起こし、ヤマメを見上げる。

  ケン「え?ホント?」

  ヤマメ「えぇ…赤と白の巫女服を着た黒髪の女の子が…確か人間だって言ってたわ。私と初めて会った時は飛んで地底に入ってきたのよ」

  ケン「ほえ~。実は人間じゃないじゃない?」

  ヤマメ「強かったし…そうかもしれないわね」

クスクスと冗談混じりに笑うヤマメに、ケンも笑って返す。



自分よりも背丈の高いヒマワリの集団に囲まれた道を歩いていくと、一軒の赤い屋根の家にたどり着いた。どうやらここが目的地のようだ。

  ヤマメ「ここに居る妖怪に、「霊冷草(れいれいそう)」を貰うように言えば、きっとくれるはずよ」

  ケン「あ、ここにいるのも妖怪なんだ」

ドアについた丸く重い金属製の輪を掴んでコンコンと扉に当てる。少しして、一人の青年が出てきた。短い黒髪で整った顔立ち。外の世界だとかなりモテるであろうイケメンの青年は、疲れた目をして自分達を交互に見る。

  青年「あ、あぁ…お客さんか…いらっしゃい…」

この青年のことは全くしらないが、何か時分と同じオーラがして、不思議に思えた。

今日も投稿できるだろう。   とタカをくくってたら、こんな時間になっちゃいましたすみません。次はもうちょっと余裕を持って行こうと思います。



読者様につかの間の安らぎを

            「kanisaku」

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