帰宅
翌朝7時、色々と緊張しながらも堪能したケンはヤマメより一足先に起床し、横で寝ているヤマメを見つめる。そして視線はヤマメの胸に向かい、昨晩のことを思い出す。
ケン「柔らかかったな…」
そうつぶやいてみるがヤマメはスヤスヤと眠ったまま、自分の右手をギュッと掴んでいる。
ヤマメ「ん…ケン…」
ケン「なんだ?」
小さく名前を呼ばれ、返事をするが、ヤマメはそのまま黙っている。寝言だったのだろう。しかし、夢の中でまで自分が出てくるなんて、どんな夢なんだ。
ヤマメ「え…、初めては…ケンにあげちゃったわ…」
本当にどんな夢を見てるんだ…。
それから10分ほどしてヤマメも眠りから覚め、ウーンと背伸びをして立ち上がる。寝返りをうっていたせいか、浴衣が緩くなり、肩がはだけている。
ケン「おはよう」
ヤマメ「あ、起きたのね。おはよう…昨日は楽しかったわね。これで少しサイズもアップしてるかも…」
ケン「迷信じゃね?それ」
ヤマメ「迷信でも信じておけばいいこともあるものよ。なんなら、もっと揉んでくれても構わないけど…」
ケン「朝から盛るような気力は無いよ。うぅ…眠い…」
焦点の定まらない両目を目蓋で閉じようとしては、無理矢理上に押し上げる。そんなことを布団の上に座って繰り返していると、ヤマメが両手を自分の背中に回して抱き着いてきた。
ヤマメ「寝ちゃっても構わないわよ…。私も、少し眠いから…」
一緒に横に倒れ、掛布団も掛けずに眠りにつく…。
が、その時。顔に何かを押し付けられ、驚いて目を開ける。真っ暗…と言うほどでもないが、浴衣で視界が少し塞がれている。そしてこの感触は…。
ヤマメ「男の人って、こんなことされると嬉しいって聞いたんだけど…ホントなの?息苦しくない?」
ケン「苦しい…」
自分の頭を抱き寄せ、胸に沈み込ませるヤマメの質問に、ギブアップの印である肩を叩く動作をして答える。
ヤマメ「ふふ、ギブアップなんてダメよ。これ、隙間が埋まって、以外とクセになる感覚ね…。ケンの温もりも感じられるし、一石二鳥よ」
ケン「お、俺が苦しい…死ぬ!」
必死の抵抗の末、至ったのはくすぐりだった。ヤマメの脇に手を入れ、全力で指を動かす。
ヤマメ「っ!?っはははははははは!ケ、ケン!突然は止めてあはははは!」
ケン「じゃあ離せ!」
ヤマメ「わかった、わかったからあはははははははは!」
すぐさまケンを離したヤマメに対してくすぐりを止める。
ヤマメ「はぁ…はぁ…何時されても、慣れないものね…」
ケン「はぁ…はぁ…始めてされたが、慣れたくないな」
二人とも、似たようなことを言いながら仰向けになって呼吸を整える。
ケン「…帰ろっか」
ヤマメ「そうね…」
今までのイチャイチャっぷりからは思えない程の冷静さで荷物をまとめ、朝食を食べる。
ケン「旅館くらい…普通に食わせ、ん…」
朝食の鯖でさえ、ヤマメの口移しで食べることに…。しかし、それほど強く否定することもなく、ほぼ全ての朝食をヤマメ経由で食べることになった。
玄関で、昨日ヤマメが襲いそうになった男性店員に別れを告げ、歩いてきた人里の大通りを戻る。
ケン「いやー、楽しかったね。また来たいな~」
ヤマメ「ふふふ、来れるといいわね…」
人里を抜ける二人の姿は、幻想郷の誰よりも満足しているものであった。
慧音「んぷ…ふぅ…はぁ…」
男性「ちょ、お腹いっぱい…これ以上は無理だ…」
慧音「じゃあ次はお前の番だ」
男性「うぅ…わかったよ…」
団子屋の奥で、作った自分達用の団子を食べさせ合い何度も何度も相手に口移しをさせている。
慧音「ん…美味しいぞ。やっぱりこの食べ方は、変わった味がして良いな」
男性「うーん。でも…やっぱり普通に食べたいな~…なんて」
まだ続いてたんですね…慧音達は。ちょっとHな妄想ですが、女性の胸にうずくまるって、してみたいですよね。まぁ、そんなことが許されるのはイケメンくらいなものです…(泣
読者様につかの間の安らぎを
「kanisaku」




