夜中のヤマメ
深夜1時。ぐっすり眠っていた筈なのに、右手の指先からくる謎の感覚でゆっくりと目が覚める。この感覚は…。
ケン「何してるんだ?」
ヤマメ「んっ…はぁむ…んぷ…」
自分の右手を両手で掴み、人差し指を赤ん坊のように、ひたすらに舐め続けているヤマメが横に寝そべっていた。
ケン「…」
ヤマメ「む、んふ…はぁ…。あら、起こしちゃったわね、ごめんなさい」
謝りはしたが、悪びれているような感じではなかった。それに、その後も指を舐め続けている。
ケン「何がしたいんだよ…」
ヤマメ「普通に寝てるだけじゃアナタが恋しくなって…でも、アナタを起こして相手してらもうのも悪いかなって…」
ケン「ふーん…」
やる気のない返事にヤマメは答えることはなかった。その代りに、自分の指を只々舐め続けている。ベッタリとしてくる指と、甘い声を漏らしながら顔を赤らめるヤマメは、ペチャペチャと指を咥えこんだり舌を絡ませたりと艶めかしい動きに、ちょっとドキドキしている自分がいる。
自分より少し下の位置で寝ているヤマメは、上目づかいで自分を見て、不敵にほほ笑む。
ヤマメ「…どう?気持ち良かったりするの?」
ケン「指がふやける。風呂上りみたいだ」
ヤマメ「ふふ、とろけるって言ってほしいわね。もっととろけていいのよ?」
ケン「やだね、これ以上されたら何時指食われるか分かったもんじゃない」
少し強引にヤマメから右手を引き離す。一瞬だけ糸を引いた涎も、すぐにプツンと切れてしまった。残念そうな表情をするヤマメを尻目に、枕元に置いてあるハンドタオルで右手を拭く。誰が用意したタオルかは分からないが、今は使わせてもらうことにしよう。
ヤマメ「もう、冷たいわね…」
ケン「くすぐらせてくれたら、考えてやらないこともないが…?」
ヤマメ「お断りしておくわ…。じゃあ、指を舐める代わりに…」
ケンとの距離を詰めて首に手をまわし、脚同士を絡ませる。まるで、餌を手に入れた蜘蛛のようにケンを捕まえている。
ヤマメ「聞こえるわ。アナタの心臓の音…ドクドク言ってる…緊張してるの?」
ケン「寝起き…だからかな?」
ヤマメ「ふふ、よくわからない理由ね」
左胸に耳を押し当てるヤマメは、クスクスと笑っている。故意か不作為かは分からないが、Cはありそうなヤマメの胸がギュッと押し当てられ、よりドキドキしてしまう。
ヤマメ「あら、心臓がもっと早くなったわ。もしかして、私の胸が気になるの?」
ケン「…」
ヤマメの意地悪な質問に答えるの躊躇してしまっている自分に、ヤマメは自分の手を掴んで無理矢理ヤマメの胸に押し当てる。浴衣越しの柔らかい感触が、男性としての自分の心をくすぐる。
ヤマメ「いくらでもいいのよ?恥ずかしいけど…アナタだけなら私は受け入れるわ」
ヤマメの胸を触るのは、初めてではない。前に、二回程交わった時に数回揉んだ経験がある。しかし、こんな状況で触るのは初めてで、そんな新鮮な感覚に
胸を鷲掴みにしている右手の指を少しだけ動かしてみる。微量ではあるが、快感の刺激にヤマメ甘い息が間近で聞こえてくる。
ヤマメ「ん…はぁ…そうよ。もっと、もっとしていいわよ…」
ケン「お、おぅ…」
予想以上に甘味な声を出すヤマメに少し驚きながらも、しばらくはその柔らかさとヤマメの声を堪能する…。
えー…この小説は、R17辺りを目指しております。R18の描写は一切書きませんが、17くらいまでなら書いちゃったりします。
読者様につかの間の安らぎを
「kanisaku」




