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ヒュバードお兄様はちゃんと告白して、きちんとパーティーのエスコート役を申し込んで、ドレスをどうしても贈りたいと嘆願したところ、ヒロインに受け入れてもらえたらしい。
よかったね。でも、ちゃんと報連相しないと多分またやばい事やりそうで怖い。
何にしても、ヒュバードお兄様ルートっぽいのでヒロインの死亡率がガクンと下がりました。
だってお兄様が強すぎるのと、ライバルも実質我が愛しのお姉様ロザリアであり、彼女に認められればクリアが容易であるというところ。さらに嫡男ではないので縛りがそうキツくないので、恐怖の王妃様とかのバッドエンドがない。監禁心中エンドもあるけど、そちらに行く方が確か難しかった。
いやでもお兄様が怖すぎて断れなかった可能性ある?いやでもちゃんと嫌われてる可能性もあるから、そうだったら引き下がるようにと口酸っぱく……あの人、私の話聞かないからなぁ。そういうとこなんだよなぁ。
「ヒュバードもいつの間にか他人に相談することを覚えて……」
アルヴィンお兄様は胃の辺りを摩りながら、感慨深そうにそう呟いた。どうやら悩みの種だったようだ。
「しかし、それはそれでシュトレーゼ嬢にはとてもご迷惑をおかけしたようだから詫びも送らねば」
「よく受けてくださいましたね」
「殿下…というか王家とうちで天秤にかけた結果、というように思える。幸いにも芯が強く、優しいお嬢さんのようだし、特に余所見をするような女性ではなさそうだから暴走させずに良いようにヒューを扱ってくれるだろう」
そういえばクラウス殿下のルートって割と理不尽な死が多かったもんなぁ。
貧乏伯爵家とか身分が低い。許すまじ死ね、とか。
この成績で王妃目指せると思ってるのか死ね、とか。
この魔力量で王妃になれるわけないだろう死ね、とか。
本人が割とちょろい感じで親愛度はサクサク上がるけど、上げるとイベント発生してそれに応じたステータスがないと良くてグッドエンド、だいたいバッドエンド。王妃様が過激過ぎるのだ。
レティシア様そこに全く関わらない。寧ろ、ライバル令嬢レティシアが主人公の目の前に現れる時は大抵ヒロインのステータスがそこに至っているということ。単純にライバルとして競ってくれる。つまりレティシア様が現れないと大概死ぬ。
何を考えてこの仕組みにしたのかはわからない。
「そういえば、その……お前のところにもドレスは届いたのか?」
「はい。昨日、アクセサリーも届きましたわ」
そう言って微笑むと、アルヴィンお兄様はホッとしたように息を吐いた。何故?
「そうか。それで、サマーパーティー前にクリストファー殿下と一度しっかりとお会いする時間を頂くのだろう?」
「えぇ。わたくしのどこを気に入ってくださったかは分かりませんが、しっかりとお礼申し上げて参ります」
面識がないのにドレスどころか装飾品までいただいてしまって良かったのでしょうか?
「可愛いお前なら、きっと大丈夫だ。最近は成績も安定して良いものを取れているし、魔力自体は元より高い。魔法の精度も上がっていると聞いている。淑女として美しく振る舞えるようになったフィンを魅力的に思えないのであれば見る目がないという事だよ」
あの事件以降態度がとても甘々になったアルヴィンお兄様ですが、この対応は乙女ゲームで知力と教養ステータスが一定以上で好感度が上がる仕様と関係がありますか?
ちなみに戦力やら魔力は上げとかないともれなくデッドエンドです。エメルダはプレイヤーの四肢を切断しにくる女なので。
……ヒロイン、「冷静に考えるとここ以外で生き残る可能性に賭けるのリスク高過ぎでは?」と思った可能性ない?
ある




